「見る」を含む小説

就職活動の面接に向かう電車の中で、痴漢に遭った私を助けてくれたのは、運命の「おうじさま」。 いえ、良く見るとスーツを着た「おじさま」だった。 「おうじさま」じゃなかったけど、私の…

特別棟の三階の一番奥にある美術室は、放課後ともなれば美術部員でもない限り訪れることはない。 いわば密室状態の放課後の美術室で起きた出来事をめぐり、四人の証言はことごとく食い違う。…

幼い頃からよく見るあの不思議な夢。 なんでだろ、“まぁ、いいや”って簡単に諦められないのは。 夢だから大丈夫。 夢だからいつまでも。 夢だから…夢だから… 夢だからって…

２分で読める！！超短編ストーリーです！　 彼女が人間とは異質な存在であることを僕は今、知った。 彼女はこの世界に、いてはいけない存在になった。 僕は涙を流しながら 「すべ…

朔は眠ると必ず夢を見る。それは決まって正夢になる。 姉は「幽体離脱」と言うが、この体質が何と呼ぶかはどうでも良い。 最近は現実と夢の世界が入り混じり、自分がどちらの世界の住人なの…

A子、毒舌穏便少女の周りでは変哲のない日常ばかりが過ぎます。 そんなA子の日々の愚痴を覗いて見る小説です。

新年を祝う日に。 このめでたき席に欠かせない我が玉体──けれど俺は晴れの舞台には上れない。 なのにだのに、あいつは、あいつはいつもド真ん中に鎮座しやがる。 お前なんて、お前なん…

ある日、交通事故により父を亡くした主人公 「橘 蓮」 天才だった彼はそれを理由にピアノを辞めてしまった。 ある日、いきなりやってきた転校生「七瀬 葵」。 そして始まるいきなりの共…

　辺境に位置し、あまたの幻想種の棲まうファンバード地方。年老いた領主は病床に伏し、静かに人生の終わりのときを迎えていたが、心残りがひとつあった。それは帝都で近衛騎士をしている一人…

「あなたは幽霊を信じますか？」 そう訊かれたなら、「彼」はきっと、肯定の意味を込めてうなずくだろう。 なぜなら。 「彼」―――――大学二回生の七瀬　俊は、幽霊を見ることが出来る…

バトル漫画でよく見る能力解説シーン。 なぜ自分の能力を話して弱点を把握させてしまうのか。 創作の闇へ切り込む次世代創作論！！！ ↓前回の投稿↓ 『匿名惑星になれ果てた地球』…

これは、高校生の筆者が、実体験に基づいてつづったノンフィクション作品です。 実は、大したこともない出来事をオーバーに書いているだけかもしれないので、そこら辺はご容赦ください。 と…

短い恋が残す僕のメッセージ。

ただの感想に近い言葉を乗せているだけの文章。 でもなんか書きたくなったから書いた。

ボクの名前はルイ。彗星に乗って、いろいろな世界を旅してるんだよ。 今日は君の空にやってくるかもしれないよ。 じっと空を眺めていたら、ちらっとボクと彗星の姿を見るかもしれないね。

神の器。それは神が宿り力を蓄え完全なる復活を遂げるまで、宿る器。そんな神の器を持つ人間は男女関係なく極稀にいる。ある者は腹に、ある者は目に、そしてある者は腰に宿っている。 その神…

頻繁に幻想的な世界の夢を見るがそれに憧れを抱かない人一倍超常現象を信じない少年、鳴瀬　京は、勉強もスポーツも、平均より上で友人もいるが、彼はその人生に喜びも感じようとせずにダラダ…

水に憧れる女の子と、その女の子に憧れる男の子の物語。憧れを叶えられなかった人は、どうすればいいのか？　そんな想いを込めて書きました。グロはないですがちょっと溺水性愛に近い成分を含…

注:短編です。 人が望んだ未来を、 望まぬして望まされたというべき世界の行く末を、 人類という種の偏見的視界から垣間見る。 男は飛び出すように家を出た。寂しい部屋で眠る、彼女…