「短編/連作短編」を含む小説

　大手出版社・幻泉社の校閲部で働く斎藤ちひろは、いじらしくも数多の校閲の目をかいくぐって世に出てきた誤字脱字を愛でるのが大好きな偏愛の持ち主。 　ある日、有名なミステリー賞を十九…

商店街の外れにある一軒の石屋さん。店主の石屋まちこが、訪れた人に合う石をひとつ選び、絡んだ心の糸を解きほぐしていきます。 あなたも石屋まちこにいらっしゃいませんか？

死神姫と呼ばれた令嬢は、多くの者を殺した咎を着せられて永久凍土の氷の山へと追放された。しかし、寒さで死にそうになった彼女に与えられたのは死ではなく————太陽のような美貌の死にた…

「見てるだけじゃホントに好きかどうかわかんないっしょ？」 「わ、わたし何も言ってないけど……」 制服をちゃんと着て校則を守る女子高生トーコ。 制服を着崩してちょっと校則を破る女子…

同一テーマに基づく連作短編です。 「御伽噺」 それはありきたりな御伽噺。理なき世界に怯え、閉じこもるわたしの前に現れたのは？ 「白昼夢」 その店の名前は白昼夢といった。早熟な…

悩めるものの前に突如として現れる怪しげな道具屋……そこでは訪れた者の望むものが手に入るという…… 果たしてそれは本当なのか？ 様々な事情を抱える悩める者たちが自分の望む「なに…

　どこまでも光も、建物もない、真っ暗闇の『虚無の世界』。生物すらもいるはずのない空間に、ポツリと浮かぶ宮殿があった。美しいその建物に生きるのは、一人の精悍な人間グラと絶世の美女で…

銘刀を佩いた美青年・伊吹冷泉が主人公の、青森県弘前市を舞台にした鬼退治物語シリーズです。連作ですので、興味が湧いた話数からでも気軽に読んでもらえれば嬉しいです。 第一話「月光に…

不登校の中学三年生、大石光輝の住む街には不思議な場所がある。そこは一年中桜が咲き誇る所で......。 踏み出したい一歩がある少年少女ちょっぴり不思議な日常の連作短編集。

　街道にある小さな茶屋には、色々な人が立ち寄る。 　でもその茶屋には、人以外のものも集まるようで……。

夢破れて地元に帰ってきた彩野光里は、横浜の元町商店街で新たな仕事を始める。 彼女の仕事は、写真修復師。 依頼された写真を修復し、お客様にお返しする。それだけのことだけれど、写真に…

連作短編集です。 各短編を「沿線ライター小清水くんと些細な出来事シリーズ」として個別に投稿していたのをひとつにまとめて、エピローグを追加しました。個別投稿分と内容は同じです。

僕の働いている祓い屋。 そこには冷静沈着な雇い主がいた。 幽霊も人も、彼がいれば怖いものは無い。

ひとりの青年が、インターネットの片隅で出来の悪い小説を書く。 その物語は、時空を越えて少女を助け、愛を探して宇宙の彼方へ旅立ち、たったひとつの言葉を伝えるために電子の海原を駆け…

エリは、スマホアプリの『アシスタント用チャットボット（会話シミュレータ）』に成りすまし、見ず知らずの相手と会話をするという悪戯を行っていた。ある日、仲の良い春香のスマートフォンに…

そのお店は『骨董店』と言う名前の通り、見た目は、時代劇のドラマや映画のセットで見るような純和風。 しかし、その『骨董店』は不思議な事にいつも突然現る――。 しかも、売ってい…

世界は終わった 人類は支配者の座を降り、今や管理者たる存在が世界を支配していた 少年リシティは、少女エメと、彼女の駆る【MHM―機人獣―】、《碧狼》と共に世界を廻る たとえ世界が…

　――少女達は病んでいた。ある者は愛を与えられなかった『シンデレラ』のように。またある者は、出口の無い夢に迷い込んだ『アリス』のように。 　 　国内随一の医療特区、夢宮市。あら…

高校生ほど青すぎず、大人と呼ぶにもまだ早い。 やろうと思えば何でも出来る、かもしれない年頃のシーン集。 大学の放送サークルを中心に、繰り広げられる人間関係と生活。 １話完結。…