「ドア」を含む小説

毎月、1日と15日に早朝に開店する奇妙な喫茶店。 いつ、何処で開店するのか？は誰も知らないが選ばれた人だけが入る事が出来るのはなぜかしら？ 『鏡花水月の花言葉喫茶〜澤村 あやめ』…

ドアを開け、次の部屋へ。 不思議な雰囲気が味わいたい人にオススメします。

女子校に通う私は一時間半を揺れる電車の中で過ごす。 その中で見つけた楽しみは放課後の乗り換えに停まる五分の間、反対方向への電車に乗るある人物を観察すること。 指定席と化した目の前…

街に出かければ、必ずといっていいほど死体と殺人事件に出くわす日本で二番目に不幸な女子高生――根岸アリア。 今回彼女が挑戦するのは〝密室殺人〟 鍵のかかった地下室で発見された絞殺…

　とある研究室。 　そこでは５歳にして博士と呼ばれる天才少女と優秀な助手が世界を少しだけ便利にしようと日夜研究を行っていた。 　って、言うか・・・ 　博士ちゃん！逃げて────…

やっほー！あたし、ヒカル！私立ゆめかわ女子中学校で、ヒナコちゃん、レイちゃん、アユミさんといっしょに未解決事件の同好会をしています！今日で活動1周年、新入部員はまだいません……無…

少女は 何でも屋なら万屋。代行は代行屋。 ――ーこの世にはなんでも代行をしてくれる主人がいる代行屋が存在する。 そんな噂を耳にした少女は藁にもすがる思いで、走り出しました。 …

地方から上京して、東京の三流私立大学に通うオレ。 とある冬の二月、ボロアパートの一室でこたつに入りうたた寝していたら突然のチャイムの音が。 ドアを開けてみると、そこに立っていた…

都市伝説を巡る大学生たちの恋愛模様。 青春恋愛ホラー。この世のすべてに絶望した者の前に、そのドアは現れる。 友人の彼女に片思いする大学生ヒロは、その都市伝説を通じて友人と美しい…

突然ドアが開いたとおもったらヤクザが抱えられてやってきた。 「今すぐ立てるようにしろ、さもなければ──」 「脅してる場合ですか？」 ギックリ腰ばかりを繰り返すヤクザの組長と…

解説読まないで理解できた人は想像力の達人だと思う

久しぶりに実家に帰省したブロッサムは、宿題の無い春休みだというのに、実家の薬屋の店番をしながら、師匠に丸投げされた薬学の書類纏めに朝からずっと追われていた。 そんな折、ドアベ…

他愛のない子どもじみた都市伝説。それに翻弄される男たちの、絶望と、癒し。 （長編「赤いドア伝説」の補完的短編です。あの男があの後どうなった？という話です）

　間に合え、と走った。 　どうか間に合ってくれ、と。 　廊下を走り抜けて、開きっぱなしのドアからその教室の中が見えた。 「さようなら」 　薄汚れた傷だらけの彼女はそう言って、自…

晩御飯の匂いを嗅ぎつけた幼馴染が玄関のドアをピッキングして家に上がり込み……。

　謎の不審船対応に追われた防衛大臣の桑田が深夜に仕事をしていると、突然将兵が命令を求めてドアを叩く。 　だが、ドアを開けても誰も居なかった。 　ーーーその日から桑田の周辺で不…

気弱な先生が、淡々とホームルームを進行させる。 私の大好きな、『いつも通り』の日常。 しかし教室のドアが開いて、一人の女生徒が入ってきた。 そして私の大好きな『いつも通り』は、軋…

いつも通りの何気ない、味気ない帰り道。 自分の足音に重なるように響く、もう一つの足音。 そいつはアパートの近くまでずっと着いてくる。 「オタクのストーカーしてどうするよ。普通は逆…