ドアを巡る旅(仮)
宮崎詩織
プロローグ ドアとは
ドアとは何か。一枚の壁に取り付けられた1枚の板で、壁等により隔てられた空間を行き来するのに不可欠な要素である。窓から行き来すると主張する者もいるかもしれないが、一般的に考えてドアから出入りするのが妥当であろう。ドアを開けて一歩踏み越えれば、空間から空間への移動を行うことになる。しかしその空間は地続きで決して異空間に行くわけではない。部屋のドアを開けたら砂漠が一面に広がってたり、宇宙空間に繋がっていることはまずない。ましてや過去・未来のように時間軸を越えてどこかに行くこともない。部屋のドアを開けたら現在の部屋の光景、もしくは廊下があって向かいにもドアがあったりするくらいであろう。これがごく普通の状態だ。
そう、これが普通のはずだった。
にも関わらずある少年が部屋の中から開いたドアの先には--
「なに、これ……?」
日常とはかけ離れた光景が映し出されていた。
ドアを巡る旅(仮) 宮崎詩織 @tikage625
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