「お前にとってはな 短編」を含む小説

「メルチェリーナお前との婚約を破棄する！！」 「ちょうど良かったわ……」 そう口にしつつ、私は思わず笑みを漏らしてしまった。 これはよくある令嬢と王子にまつわる寸劇の話。 …

【絶対に死ぬおまじない】を夢子から聞かされてしまった俺だが、そんな馬鹿な話を俺は信じちゃいない。 聞きたいことがあるならば、夢子、お前の本意だ。 お前が地球を滅ぼしたことは流石に…

「カミラ。お前との婚約を破棄する！」 ディラン王太子の婚約者であるカミラ。婚約破棄の上、その根拠として身に覚えのない罪を言い渡され、強引に捕らえられそうになる。 追い詰められ…

ストレートの短い茶髪にベージュのコートを着た十六歳くらいの男の子。それが、今の僕だ。 普段は黒髪に黒い服を着た魔人の姿をしているけど、外出と言うこともあり、人間の姿に身を変えてい…

宇宙飛行士の男女2人"俺"と"わたし"は、事故により、小惑星に不時着する…。 なんちゃって映画風sfパニックミステリー短編小説です。

＜無自覚バリタチムーブするノンケ先輩×片思いこじらせすぎネガティブメンタルのゲイ後輩＞ つきあってるのにじれじれしてる二人の身悶えBL。ただし攻めはがつがつ行くよ。 ● 大学二年…

私、侯爵令嬢リュシエンヌには親に決められた婚約者がいる。ジョエル王太子殿下だ。私は彼を愛している。だからこそ私は、悪役令嬢になって婚約破棄をされなければいけない。 「弱い犬ほど良…

『 「お前は？　夜子の何？」 「夜子の」 　言おうとしていた続きが、言えなかった。言葉が喉で詰まり、僕はその言葉の定義を考える。仮にこの男が彼氏だとすると、僕は何になるのだろう。…

幼なじみとの待ち合わせで、交通事故に遭い、死んでしまった俺。 美人だけど根暗でワガママな幼なじみは、俺の死を許せなかったらしく･･･。 あれ？！いつの間にか、幼なじみに取り憑いた…

僕の彼女は、オカルトが大好きな不思議ちゃん！？ 昼間の彼女はホラ吹きでクラスの鼻つまみ者だが、それは皆が裏の顔を知らないからなのです。この街では日暮れと共に「真実と虚構」はひっく…

「す、す、好き……なんだ」 「……何が？」 「な、『何』じゃない！　お、お前のことが好きなんだよ！」 幼馴染の生島明日実（いくしまあすみ）は中学生みたいな体型。けどれっきとした…

勇者(男)ＶＳ魔王(女)。ついに長きに渡る戦いに決着が着くかと思われた。圧倒的な実力を持つ魔王を始めて見た勇者はこう言った。 「魔王、お前はエロい！」 「ぶっ！？」 これは自分の…

【登場人物】 貧乏な女神……主食はパンの耳です ブラックな課長……モンカスはモンカス！ イヤナ部長……俺のミスはお前のミス！ イジメられ社員……マジメですみません このお話は、…

刑事の七歩は、連続殺人犯の天才彫刻家小学生清を問い詰めていた。暴いたトリックを説明して「犯人はお前だ」と指摘したその先で、まだ狂気との戦いは続く。 この短編小説は、僕が書いてい…

私は時々タイムリープする。 私の隣に住む先輩はとても優しく明るい。 引っ込み思案の私の憧れの人物だ。 僕はある隣人が怖い。 多分隣人は……狂人だ。 道化師の悪魔は私の日常を壊…

学校をサボってタバコを吸えるところを探していた俺は、寂れたタバコ屋を見つける。 誰からも忘れ去られたようなその場所には、ただひとり、タバコ屋の女主人がいて、彼女はいつもやる気の…

「お前など必要ない、とっとと国に帰れ」 パーティの荷物運びや炊事、洗濯、その他一切雑務を押し付けられていたが、それが悲願の達成になるならと嫌なことも進んで引き受けていた心優しき…

伊森　茉莉奈（イモリ　マリナ）は二児の母であり、シングルマザーだ。 彼女は夫がいなくても、愛する子ども達が居れば幸福だった。 しかし、幼馴染である奏（カナデ）が突然「お前とは結婚…

そらそんな強い悪霊の気配感じたらウィーナだってジョブゼを差し向けますやん。でもジョブゼ帰ってこないですやん。意外ですやん。そらウィーナだって自ら出陣しますわ。 そらハチドリだって…

今眼の前で起こっている状況は、盲目だった俺の眼を開眼させるには十分すぎるものだった。文字通りの話です。３分くらいで読める短編です。