「あやかし」を含む小説

山で暮らす山姥少女が、怪現象に巻き込まれる人間を助けたり見捨てたり。 人には人の法があり、山には山の律がある。 一話完結型なので気軽にお読み頂けます。 ※グロ描写ありですが、…

あがり症のギタリスト城島健太郎が、浄書講座の講師の仕事を終えて自宅に帰ると、娘しかいないはずの部屋に、見たことのない老人の姿が、その老人は20年以上前の亡くなった、世界的なギター…

　魑魅魍魎が跋扈する日本において、数百年に渡り妖怪退治を生業にしてきた神邊家。その神邊家の現当主である神邊裕也は退治屋の才能がまるでなかった。そのせいで裕也は四人の子供たちと神邊…

時は江戸時代。佐那（さな）は悪徳商人や私腹を肥やす役人から金品を盗み、それを貧乏な者達にバラまく義賊。 佐那は悪い噂の絶えない幸庵（こうあん）の屋敷へ忍び込んだが、仲間を逃がすた…

【オカルト×バディ】祓い屋稼業を営む九十九と、相棒の天野。彼女らの元には関東中のあらゆる依頼が寄せられる。それらは全て、心霊現象に悩む人々からの救援依頼だ。

茜町の路地の奥には普通の人は見えない赤い鳥居がある。その先には万屋があり、訪れた人の悩みを解決してくれる。高校生の海里はとある悩みを解決するためにそこへ向かう。そこで待ち受けるも…

「……わ、わたしたち、正真正銘の、敵になったってこと？」 　輪野村には、犬猿の仲である魔術師の一族、三日月一族と桜一族が暮らしている。妖怪退治の依頼を取り合ったり、決闘をしたりし…

　世は現代、人外が人間と共に歩む世界。人外大国日本。 　天明学園は人外と人間が共に学ぶことが出来る数少ない共学の学校。天明学園高等部の1年、朧月志乃は幼い頃から夢を見ていた。いつ…

中学の同級生からのいじめに苦しんでいた私は、自分の命と引き換えに古の妖狐に復讐を願った。 そのとき出会ったのは恐ろしくも美しい少女であった。 ※作中の内容はフィクションであり、実…

平安時代。 鶯(うぐいす)は斎王(さいおう)に仕える白拍子(しらびょうし)だったが、鬼に追われて京の都に逃げてきた。 鬼に襲われたところを謎の陰陽師・黒緋(くろあけ)に助けられる…

両親を早くに亡くし、その経験から医師を目指した研修医・榛名千昭。 彼の唯一の楽しみは真夜中にコンビニスイーツを食べることだった。 目標としていた医師にはなれたものの連日残業、連…

ふたつ有ります。弁天様とらくだ。

主人公のホタルには亡霊が見える。主人公と無理心中を図って焼死した母親。家族を捨てて生きようとして首を吊った父親。ホタルを散々虐待し、病死した祖母。日常のふとした瞬間に現れる亡霊に…

　少年は死んだ。 　ただ一つの心残りとして、自分を育ててくれた母へのお礼を言えずに。 　そうして少年は消え、けれど気が付けば狐としてこの世に生を受けていた。 　これはそんな少…

人には見えない"妖"が見える少女、入舸沙月。 周囲の妖達は、沙月の事を「入舸の妖絵描き」「入舸の百鬼夜行」と呼び慕っていた。 沙月の家は、代々"妖"と暮らし、"妖"と"人"の境…

第一回カクヨム短歌・俳句コンテストはとても楽しかったです。 今回は短歌の部で参加しましたが、多くの方の短歌や俳句の作品に触れて、沢山の刺激を頂きました。 今回は応募しなかった「お…

一五〇年に一度の災厄……「七獄の年」がやってきた。 そんな年のある日。 除けの家系に生まれた夏越蓮夜の前に、悪霊が現れる。 ――『お前さん、俺様の憑代になれよ』 取るの…

高野山から家出同然で上京してきた高校一年生の佐伯真魚(さえきまお)は、真言宗の開祖空海の名を継ぐ僧侶であり、アルバイトの他に幼少からの修行により習得した力で拝み屋を営んでいる。 …

私もとい、飯田夏乃(いいだなつの)は真夏の寝苦しい夜中、目を覚ます。ふと、寝室の隅を見たら。去年にやって来た雪女がまたいた。 不思議に思いながらも雪女と話す夏乃だったが？ ※自作…