人でないものとの恋愛ってのも王道ですよね？

オオカミになったり、野獣になったり。

だけど「人外」ってなくないですか？？？

言い方もそうですけど、蔑称に近い言い方です。
だからこそ、どれだけ忌避されているかも分かるし、そこから恋愛に発展する作品に魅了を感じませんか？

もしかしたら主人公の感覚がぶっ壊れているだけ？　はは

人間と妖が共存する世界に暮らす少女の物語です。

通常の妖は人間に化けたり、本来の姿で活動することが可能です。しかし、少女は妖の形態に変わることが出来ずコンプレックスを抱えています。

その他にも、とある夢に日頃から悩まされており、心が成長した今となっては起きるたびに涙を流してしまいます。

夢の内容は幸せでありながらも悲しみで終わる、恋と別れの物語。

この夢が意味するものとは何なのか。そして少女が変化出来ないのはなぜなのか。

ぜひ読んでみてください。

　ストーリーはもちろんのこと、出てくるキャラクターが、みんな濃くて面白い。次から次に新しいキャラクターが出てくるのですが、みんなてんでばらばらの個性を持っていて、飽きさせません。

こういう和風ファンタジーを待っていた…！って感じの作品です！個人的な話になってしまいますが…。

登場人物が多めですが、それでも一人一人のキャラクターが立っていてとても個性的です。

まだ途中ですが、志乃達の物語の行く末を引き続き見守りたいと思います。

人ならざるモノと人が共存する世界
色々な思惑がありつつ協力し合う様子
その中で核となる朧姫と皇鬼の関係性

散りばめられる美しい描写
まるで一枚絵のようでため息が出ました。

月神緋色さんが仰っているみたいに
本当に儚く美麗で流麗で繊細で切ない
そんな描写が溢れていて時折、胸が締め付けられそうに

あとこれも月神さんが言っていましたが
「いい感じの棒」は私もツボりましたので
いい感じの棒応援する会会員になりました。

それは冗談ですが、もっとたくさんの方に
見てもらいたいと思う作品ですね。
今後に期待です。

元々存在していた妖が、開国と同時に世に出てから敵対するのではなく、1つの種族として生活を続けている世界観が独特で好きです！


プロローグの伏線も、どう回収されていくのか楽しみです！


今後も楽しく拝読させて頂きます！