「悪意」を含む小説

　走馬灯を見た経験をした者の中から、時々異能力者が発現する。力に目覚めた者は、ある時は悪意に、ある時は正義に目覚める。 　世界樹機関(通称:ユグドラシル)は、異能力者の発見・保護…

不思議な力、魔法を使う主人公のアルヴィン。魔物退治で一目置かれている彼は、魔法に目をつけた者の策略により、所属しているキャラバンからの脱退を要求されてしまう。それでもめげずに細々…

異国の母親を持つ少年は、まわりに溶け込むことができなかった。 肌の色から放たれる悪意ある言葉が、毎日少年の心を傷付ける。 肌色。ガイジン――言葉の話せない母。 この国に溶け込む…

タイトルの通り、試作の詩が掲載されていきます。 ジャンルは横断し、作法も自由、完全なるフリーハンド詩集になる予定です。 何かがこれを読んでいるあなたに響くことを、期待します。

学校に来ていないクラスメイトを巫女の姿で発見。彼女はこちらを認めるなり、全力のグーパンをかましてきた。しかしそれには理由があって……。日常に潜む「悪意」を祓う巫女と、彼女を見てし…

「わたしたちがこんなにもくるしいのは、だれかのせいにちがいない」 「ぼくもそうおもう。きっとそいつはおにだよ」 鯱九度レイ（しゃちくどれい）ちゃんと郎朗カイゴ（ろうろうかいご）く…

最近いろいろ思うところがあり、カクヨムに出逢うまで野外で弾き語りをしていた頃のことを思い出し、その頃の気持ちを書いてみました。弾き語りって、こんなんです。こんなとこから、走り出す…

幽霊等は出てこない短編ホラー。 駅のホームに立ち竦む私は、通過車両に向かって身を投げ出す。 でもそれは、突然現れた青年に寸前のところで止められてしまった。 生きることに希望を…

何だか昔懐かしい感じの、息抜きに読める日常系のお話。 何だかよくわからない5人姉妹(？)がなんとなーく暮らす様子を 眺めるだけの、箸休めみたいな存在を目指して。 -------…

彼は誰かと比べられるのが嫌だった。だから目をつけたのはソロ向けVRゲーム『Ewige Reisender』――通称ER。 争いも、悪意も、終わりもない世界ERに、彼は意図的に転生…

［物語］ 時は1875年の大江戸。江戸幕府と大英帝国の戦争、「幕英戦争」が終戦して日本は鎖国体制を撤廃し世界と繋がり国は近代化、今ではアメリカやロシア、イギリスと肩を並べる大国と…

　チェスター王国のポーンドット男爵家に生を受けたローレライ・ポーンドット十五歳。 　彼女は決して高位とは言えない身分の中でありながらも父の言いつけを守り貴族たる誇りを持って、近…

　青年・天条（てんじょう）もぐらは気づいてしまう。後輩の女の子・神酒下（みきした）イリスに嫌われているのでは？　と。だけどそれはおかしいのだ。世界は平和で、争いがなく、人が人に抱…

打ち上がった鯨。 孤独に彷徨い、辿り着いた砂の上。 込められた小さな悪意によって、その悲鳴は届かない。

「新しい未来のために、悪意にはご遠慮願おうか」 未来の戦士のために戦うヒーローの短編

　この物語は、探偵事務所を営むヴィステという不思議な力を持つ年齢不詳の謎の女探偵の下に、３年前に起きた殺人事件の調査の依頼がきたことで事件の真相が明らかにされる、というもので、そ…

　昔からの夢だった花屋を開店した主人公。しかし、繰り返し人の悪意を目の当たりにして……

　――そのモーテルに立ち寄るべからず。さもなくば、そのモーテルに潜む『何か』によって死より恐ろしい目に合わされ、新たな住人として迎え入れられてしまうであろう。 　そんな言い伝え…

女学院の学生・空木は友人である教師・森賀に異界の門へ誘われ、門の先の霧を抜けると、そこは麦の揺れる黄金の島だった。 島をさ迷っていると、前世で恋人だったという騎士が現れ、抱きしめ…

悪意に毒された鏡像は、鏡の外に出て人を襲う。 戦士と呼ばれる者達は、鏡の外に出た鏡像を駆除する。 嫌われ者の夢奏は鏡像と戦士に出会い、非現実的な戦いを目の当たりにする。 家族に…