「不幸ではないか」を含む小説

十歳の誕生日を迎えた日を境に、 おかしな胸騒ぎを感じるようになった田舎貴族の娘の私ルシア・リンクス。 ひょんな事件で前世の不幸な自分の最後を見てしまって大パニック！ ――………

身内に不幸があり、放心状態だった俺が勇者として異世界に呼び出されて早十年。 商人としてその身を立て、やっと自分の店を持てるようになったまさにその時……他の誰かが魔王を退治したらし…

　数多の魔王や魔物に脅かされ、人類の生存圏が一割未満にまで追いつめられた末期の世界。 　そんな異世界へ、ある日突然神様から「救え」とだけ言われて放り込まれた現代人が居た。 　な…

ささくれは親不孝で、その指によって誰に対する不孝なのかが分かるという。 KAC４本目、お題は「ささくれ」でした。 私はささくれについて上記のように聞いていたはずなんですが、世…

どれほど不幸な目に遭遇したとしても、幸福が待っているのならば受け入れる。

帝国、それは10年ほど前に栄えた大都市である。……その力に怯えた他国は帝国に 戦争を行い、帝国は約I年間懸命に戦い続け たが、不幸なことに一年前に帝国全土に巨大な大地震が襲い壊滅…

大事にするようにと、亡くなった母親から受け取った日記には、日を追うごとに、ひらがな文字が書かれ、一郎家族にそれに関連した事件が起こるようになる。

貴族出とは思えないほど働きづめのメイドは、ある日訳ありの王女の元へ侍女として仕えるよう言われる。 そこにいたのは、メイドと同じく王女とは思えないようなあどけない少女だった。

　新選組副長・土方歳三は、文箱を新品にした。 　しかしこれが、思わぬ噂を招く。 　中身を唯一知る、一番隊組長・沖田総司はこの噂を面白がるのだが、平隊士たちは戦々恐々で…。 　はた…

人の幸福は一瞬で燃え尽き、不幸は度々燃料を得て燃え続ける。 だけど本当は半分半分。 ありきたりたりだが、開けない夜はなく、止まない雨はない。冬もいつか終わり、春が来る。 考…

鬼ヶ島へ向かう途中で道に迷った桃太郎が、日本昔ばなしのネタバレ本を見ながら旅をする話。ヒロインはもふもふイヌ耳獣人娘です。 故郷の村が鬼に襲われ、奪われた宝を取り戻しに鬼ヶ島へ…

誰かの強い思いが通じた時に現れる扉。 その先にあるのは、様々な箱を取り扱う店だった。 しかし、その店の箱はどれもこれも使えば不幸になる結末しかない。 それでも、強い思いは箱を求め…

魔物の腕を持った傷心の少女が失望と不幸を歌って死を撒き散らしながら練り歩き、死神と対峙して消えてしまう物語。

生まれつき絶大な魔力を持つハーフィンクス公爵家に生まれた少年、シャドウ。 シャドウは歴代最高と言われるほど絶大な魔力を持っていたが、不幸なことに魔力を体外に放出する才能が全くない…

物語。 僕が愛したそれは幻想や想像を紡いだフィクションたち。 つまり『嘘』 その嘘は時に人を幸福にし、反対に不幸にもする。 どちらにしても人を豊かにする魔法だ。 だから僕は、今…

突然、謎の男に身に覚えのない襲撃を受ける『大和』 赤い巨大な満月の夜、不可解な現象に遭遇した『マイ』、その後さらなる不幸が…… 深夜に目が覚め驚愕の体験をする『ひろかず』そして、…

幼稚園の頃、両親が離婚した。 小学生の頃、イジメにあった。 中学生の頃、彼女がNTRされた。 高校生の頃、親友が死んだ。 大学生の頃、冤罪にあった。 社会人の頃、リストラされた。…

私の名前は希。 私は物心がついた頃からこの「箱」から出たことがない。 コレが私の日常だ。 だから、私はコレが不幸だとは思っていない。

目の前にある二つの箱。 ひとつは開けた本人が幸せになるが周りは不幸に。 ひとつは開けた本人は不幸になるが周りは幸せに。 さて──君は、どちらの箱を選ぶ？