「日 短編」を含む小説

狭いワンルームでの、僕と彼女のものがたり。彼氏のいる彼女は、日中から夕方にかけてだけ、ここを訪れる。肉体関係でしかつながることの出来ない二人の煮詰まらない関係。

朗読用に描き下ろした短編。 寒い冬の日、積もった雪が繋ぐ過去と未来。

「物語の墓場」を守る幼い墓守くんと、ある日突然現れたちょっと口が悪い墓荒らしの物語

１月のお題だったのに、二月五日までずれ込みました（苦笑） 『三題噺の競作「温泉」「黄色」「銀河」』のために書いていた短編です。

「この辺りは既に調べてある。この星が地球そっくりに開発される下準備としてな」 　地球とよく似た惑星の市街地。 　その市街地を歩いていた、バックパッカーである老人と少女は街の近く…

　一七七〇年五月十四日、コンピエーニュの森にて。アントワネットは自分の夫となる少年をすぐに見つけた。それは道行きに女官長から「ベルサイユ人らしからぬ王太子」と聞いていたからだった…

地球人は高速を超える技術を持たない。この技術を開発出来ない以上、宇宙は無限に広がる空間でしかないのだ。その大宇宙は未知でしかない、人類の手に余る謎を解くことが出来る日が来るのかど…

　やんごとなき身分のお嬢様に幼い頃より仕える従者、美雪。 　彼女にとって、お嬢様の傍で命を果たし続ける日々は紛うことなき幸せであった。 　しかし静寂を湛えるある日の晩に、その幸せ…

ゾンビの精肉 手直し前初出　ツイッター/20200223 この作品は（pixiv/note/アルファポリス/小説家になろう）にも掲載しています。 とある日の悪夢を成文化しまし…

子供たちにとって放課後は特別な時間だ。一日の疲れを癒すかのように、ある者はおしゃべりをし、ある者は遊びに出かける。 そんな放課後の中でもとりわけ特別な放課後がある。きっと誰もが経…

突然目の前に現れた幽霊はいったい何者? 何の目的があって現れたのか? 手に汗握る展開でドキドキのショートストーリーを全部で10編(予定)、オムニバス形式でお届けする。

北海道のとある森の中に住むコロポックルの柊は、とある嵐が来る日にお母さんが止めたのに出かけてしまう。案の定、小さな小さな体の柊は強い風に飛ばされて……？ 迷子になったコロポック…

『その夢がいつか花開くように』 お題「おはよう」 何気なく日常を過ごす青年が、ほんの少しだけ頑張ってみようと思えた話。 ※他サイトにも投稿した作品です。 　加筆修正をしまし…

　風光明媚なダム湖を訪れて、近くのレストランに入ったところ、私の耳に聞こえてきたのは……。 「緊急警報です！」という言葉だった。 （自主企画『【三題噺の競作】「堤防」「氷」「ウ…