「聞こえない」を含む小説

「あたしに解けない謎なんて……ないんだよねッ！」 　そう息巻くのは七歳の小学生、七寸《しちずん》りずん。ボク、六家《ろくいえ》ワソトはそのりずんの助手をやっている。助手だと言え…

　小さい頃に遊んでいて夕方になるといつも聞こえてた『音』。 　しかし時が経ち、自分の生活に変化が生まれるとそのこと自体を忘れてしまっていた。 　高校生になった主人公は更に変化し…

その家に、ある夫妻が引っ越してきた。 平穏な暮らしが始まると思った矢先、誰もいないはずの廊下から人が裸足で歩くような音が聞こえてくる。 ひた、ひた、と。 どこからともなく、い…

「毎日が嫌だ。」 しんどい、つかれた、自分の存在を消してすべてから逃げたい。 そう願っていると突然 「ちょうどいいや、君でいいよ」 と聞こえてきた。 これは何もかもから逃げ出し…

♢あらすじ♢ 日差しは眩しく、白く。 広がる景色は夏。 とある海辺の田舎町。 幼い頃からここで暮らす清瀬奈摘（きよせなつみ）は、いつも独り。 雄大な自然も、海原も、夕焼けも、 …

　仕事の帰り道、後ろから女性の尋ねる声が聞こえた。しかし、振り返ってみても、誰もいない。 　午前零時、玄関の前に落ちる誰かの小指。

母の再婚相手から日々虐待を受け続けていた来世玲王は、ある日等々耐えきれなくなりこのまま殴られて死ぬぐらいなら仕返しをしてやろうと殴りかかるが身体を捻っていたこともあり相手にかわさ…

東京の高校に入学し、そろそろ2ヶ月が経つ…私はお姉ちゃんである朝凪美空と一緒に暮らしていた。お母さんとお父さんは色々な事情があって田舎の方に引っ越してしまった…偶に会いに来てくれ…

主人公ラウラは、姉と一緒に入江のある湖に行き、水晶質のきれいな石を見つけた。そのうち笛のような音が鳴り始め、入江から人々が去っていく。 ラウラはその音を聞いて、笛が「泣いている」…

他サイトにて投稿していた『パンドラの瞳』シリーズを作品集として一本化しました。それに伴い若干の改稿をしてあります。 【パンドラの瞳】 図書館の帰り道で、奇妙な赤い宝石のような…

街灯も疎らな田舎道、音楽を聞きながら歩いて帰るその耳に、不思議なノイズが聞こえてきた。 小説家になろうにも掲載しています。

世界にダンジョンが発生し、一人に一つずつ『スキル』と呼ばれる異能力を授かった世界。高校生探索者リツカは細々と配信活動を行いながらダンジョン探索にいそしんでいた。その姿は長身のいわ…

「なんで外れるのよ！」 突然そんな声が聞こえた。僕はその声が聞こえたゲームセンターに向かうとそこには一人の女の人がいた。彼女は夢中にゲームをしている。「ならこのお姉さんが君にゲー…

訳あって一人で川の夏祭りに来た“わたし”。 打ち上げ花火のベストポジションを探していると、誰かが自分を呼ぶのが聞こえて── ※Twitter（X）にあげた話と同じものです。小説…

老いた暗殺者のもとに来たのは、耳が聞こえない少女だった。

古い病院、古い小児病棟。 入院生活中のとある夏の日に起きた、ちょっと不思議で怖い出来事。 筆者が実際に体験したお話。

『闇の歌声カラオケ』は、古びた廃墟となったカラオケ店に向かった高校生たちの怖い話です。店に入ると、不気味な雰囲気が漂い、闇の歌声が聞こえ始めます。店主の話によれば、過去にこの店に…

ゴブリンだったオラは何故か人間になってた。 別に前のオラが殺られた訳じゃなくて、寝て起きたらなってた。 初めてのダンジョンの外、人間達はこんな生活してたのか〜と感じる。 同時に、…

乗っていた飛行機が墜落し、南国の島に流れ着いた主人公。 彼は、救助を待つために島の探索に向かった先で出会った王女で騎士で巫女であるクリスティーナとの会話から、ここが異世界であるこ…

ギャンブルばかりする父と父のDVに耐える母の元で育った加賀美かすみ。弟を助けて死んでしまう。 死後の世界で声が聞こえ新たな生がもたらされた。記憶は消えないまま、異世界に転生する。…