「短編 色」を含む小説

スランプに陥った美大生の私。 ある日、帰り道に通りかかった民家から、味噌汁の香りが漂ってきた。 すると、懐かしさとともに描きたい絵が思い浮かんでくる……。

本屋でよく会う君は、僕の新しい教え子だった。 趣味が合う知り合いができたと浮かれていたら、彼女が本屋に探しに来ていたのは『小説』ではなく『漫画』で…。 お題『本屋』に沿って書…

KAC20231参加作品です。これは、なんとか古書店にたどり着いた男の実話です。 お店がお休みだったので寄り道したら、新しい発見や、面白い出会いがありました。 いや・・・今日3…

ある秋の日、「僕」の頭に激突してきた桜色の大福――自称宇宙人の卵。成り行きから彼女の夏休みの宿題を手伝うことになった「僕」は、たまたまその場に居合わせたアヤノさん、後輩のナナセ、…

　水々しくぷっくりと膨らんだ唇と、青い瞳。 　長い睫毛が瞳をより大きく見せ、顔の美しさを際立たせている。うっすらと紅のさした頬が顔全体の色味を引き立て、濡羽色の髪色が風の中で揺れ…

彼女はあたかも萩の七化けのように姿を変えた。 私の心も変わらずにはいられない。それほどの変化だった。

沙希菜《さきな》はいつだってマイペースだ。それでいて俺に構わず物事をすすめていく。同期入社から３年、俺としては成長したつもりなんだが、こいつはそう思ってはくれないようで……。なに…

恋人の貴弘が浮気をしてるらしい。 私は浮気相手の彼女とふたりで話し合いをすることにした。 彼女の想いと、優しすぎる彼の本心とは。

※この作品はフィクションです。フィクションですよ。 【三題噺 #5】「指輪」「最速」「桜色」 参加作品 ー 『メジロ、ウグイス、サクラ』

花言葉にちなんだ短編集です。 ひとつの花に、沢山の花言葉がある事があります。 また、色によっても異なります。 多少の重複や、抜き出した花言葉による違いなどはご了承ください。

『第30回電撃小説大賞応募作品』 鹿児島県鹿屋市(かのやし)を舞台にした「Boy Meets Girl」の物語 イメージ画⤵︎ https://kakuyomu.jp/use…

自分なりの解釈の「沼らせ男」を書いた結果がこの作品だと思います 「不幸だろうと幸せだろうといつか終わりが来るし、わかっていても自分から身を投じたくなるのが恋愛だ」と、執筆しながら…

世界は青かった。 現代日本で、覆しようもないほどの圧倒的多数派である『青』の人間に対し、『赤』の人間は絶対的少数派となっていた。 そんな世界で、どちらにも属せない少年が描…

中小企業に勤めている日葵こと私は、オフィス内を動き回っている給仕ロボットの細かい気配りのできなさに不満を抱いていた。 そしてその不満を解消すべく、私が直接、給仕……つまりお茶を淹…

　俺は今日も今日とて朝早くから近所を散歩し、いつから始まったのかも曖昧になってしまった長い夏休みを満喫していた。今日が何曜日なのかももうわからなくなってしまったが、昼間になると暑…

　かつて光彩色の丘と呼ばれた大陸に、特別な資源を有する三つの国があった。 　しかし、その資源を独占しようとする者が現われ、三国は争うことになる。 　後に『消失戦争』と言われる大戦…

Vチューバ―天野蒼空様が開催されている「第2回空色杯」500文字以内部門参加作品です。 昔々の忘れ去られた物語の裏側を見てみましょうか。誰も知らない物語、もう誰もいない焼け焦げ…

部活をして、素敵な恋をして、勉強でも良い点を取って。毎日が充実している。 私――香川蜜音は、そんな高校生活が待っていると信じていた。けれど、実際は何も変わり映えしない退屈な毎日の…

「これは絶対に失敗できない任務だ……貴様ら、マジで頼むぞ！！」 「（じゃあ代打を立てるなよ……）」

高校一年生の鈴川陽色(すずかわ ひいろ)は、母親からの過度な叱責に悩んでいる。 そんな陽色には、住山小桜(すみやま こざくら)という友人がいて――