「少女 花」を含む小説

赤い涙はさようなら、秋日影少女、カサブランカの棘、夕桜アンニュイとの姉妹編です。 螢火とは螢の灯のこと。 夏の季語です。 『赤い涙はさようなら』に登場した真依と真が螢が飛ぶ祓川で…

“お告げの日”。それは年に一度、その年に成人を迎えた若者たちの未来が決まる運命の日。 神からのお告げによって将来の夢を絶たれてしまった少年タスト。 そんな絶望に打ちひしがれるタス…

――行き倒れていた俺を救ってくれた“女神様”。 あのひとに、いつか胸を張って会いに行きたい――。 貴族の屋敷で庭師見習いになった孤児の少年は、“女神様”と再会を果たす。 しかし…

　人類と魔王軍が停戦協定を結び、人間とモンスターとの間で刃が交わらなくなった世界。 　高度な魔術により、攻撃的なスキルや魔法を封印する家へと入れられた人類代表の勇者と魔王軍代表の…

心の醜い少女が自分の花を咲かせるために、アイドルになる話。

食べられることを前向きに頑張る生贄少女と、 暇を持て余していた人間嫌いの蛇神の十年間のお話。 ※作品通しで関西弁なので苦手な方はご注意下さい※ 視点切り替えありの全２話。

朝涼葉月（あさすずはづき）が高校二年生に上がるのと同時に、桜が丘高校に一人の転校生がやってきた。 その少女の名前は、早緑六花（さみどりりっか）。彼女は、朝涼が中学生の時の同級生だ…

萌奈花（もなか）と芽夢（めむ）は、今日も寄り添って、同じ高校に通う。 萌奈花は走るのが好き。芽夢は走る萌奈花が好き。 ずっと寄り添いたいと、芽夢は思う。 けれど萌奈花には才能があ…

告白すること五十回、フラれること五十回、彼女いない歴年齢の童貞大学生、大林大和は記念すべき五十回目の失恋を経験する。 失恋で傷ついた心を慰めるために、幼馴染みの朝顔葵他二名がやけ…

「その遊園地は、年に数回決まった日の夜にひとりでに動き出すらしい」 そんな噂を聞いて夜の遊園地にやってきた少女、古森月花。 彼女はあるものを探すため、遊園地の従業員である椿木日向…

彩光女子学園高校に通う夢見愛美は魔法少女サイケデリアとして認められるべく、学内でマジカル・リゼルグ酸ジエチルアミド（LSD）を売りさばいていた。 しかし、あまりに性急に動きすぎた…

トウム・ウルという空に浮かぶ大きな生き物の上に暮らすトウム・ウル・ネイ。 トウム・ウル・ネイの結婚は、男が女を攫うこと。ただし、攫うと言っても事前に両家打ち合わせてのことだ。 ト…

親戚の醜聞の影響を受け、住み込みのバイトを探さなければならなくなった麗美香。麗美香は見た目が芋臭いが、成績優秀で数々の資格を持つ有能JKだった。 麗美香は有能さを買われて、桜の木…

「お前に仕事がきてるぞ」 　二〇一八年、ウィスタリアという小さな国のとある路地にて。 　俺の元に一件の仕事が入った。 　それはいつもと同じ仕事……の、筈だった。 　あの日…

これより始まるは、戦場で命を燃やす一人の少女の物語 黒の月と呼ばれる謎の組織に対抗する唯一の組織、鳳仙花。そのうちの一人である紅花は自身が持つ特殊な目を用いて、敵を殲滅する。 …

元は令嬢だったあやめは、現在、女中としてある作家の家で働いていた。 紡ぐ文章は美しく、されど生活能力皆無な締め切り破りの問題児である玄鳥。 手のかかる雇い主の元の面倒見ながら忙し…

「魔法少女の使い魔にならない？」 朝食を食べていると、突然お母さんが変なことを言い出した。 冗談と思い適当に返事をしていたら、翌朝、蝶の羽が生えた小さな妖精――使い魔にさせられ…

　カクヨムWeb小説短編賞2022 　エンタメ短編小説部門応募作品 　物語の結末で二人は救済されたでしょうか？ 　どうか救済が与えられる優しい世界でありますように。 　現実がそ…

　人類を襲う怪物、災害が蔓延る世界。ニート生活を送っていた元第一級魔術師おかめ仮面の水無瀬新は、金が尽きたことに気づく。途方に暮れてコンビニで万引きしようとしたところを、突如現れ…

第20回角川ビーンズ小説大賞〈奨励賞〉受賞作 本好きが高じて後宮蔵書室・華月堂の司書となった花音。しかし、配属早々、覆面の来客から「探してほしい本がある」と秘密の依頼を受けてし…