4/4メモリーズ

水無月

モノローグ

 白い花びらが淡々と舞い落ちる季節。出会いと別れの季節。

 俺は、彼女に出会い。一年の時を共に過ごし、そして別れを告げた。

 

 これから、俺は新しい人に出会い、恋に落ちるのだろう。その過程で喧嘩をして傷つき、仲直りをして優しさを実感し、———そういうことを繰り返し、一生を共に過ごしていくかもしれない。

 

 だけど、1つだけ確信して言えることがある。

 俺は、この先何があっても彼女のことを忘れることはないだろう。忘れては、いけないのだろう。

 

 


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