「宝」を含む小説

　高校進学と共に山深い地方から首都へ出てきた少年、武藤真二（むとうしんじ）。彼は楠木雫那（くすのきしずな）と言う孤独を望む不思議な少女と出会う。 　ある日、風邪をひいたまま登校し…

魔法使い見習いMは魔法使いになるのを夢見ているのだけど、なん度も留年するほどの落ちこぼれ。上級に上がるのも、先生たちのお情けによってギリギリだったなんとも情けない人生だけど、それ…

性癖:首こそ宝

　遠い遠い昔から、世界創世の時代から存在し、人々に恩恵を与えている樹があった。 　しかし、ある日突然その樹は消えてしまった――。 　月日は流れ、モンスターを在るべき処に還す能…

　災害と全く縁のない街に住む鈴音は、その謎について友人から調査を頼まれる。面白半分でその話に乗っかった彼女は、後でそれを後悔するような大事件に巻き込まれてしまうのだった。

地球に似た世界。 この世界では、電力に代わって、魔力と魔術が人々の暮らしを豊かにした。 魔力を扱う者達は魔術師と呼ばれ、豊かな生活の基盤を支える。 魔力は人々の生活に身近になった…

　俺（エイル）の持つスキル【下剋上】の効果は、仲間のスキルを強化するというもの。強化量は微弱で「クズスキル」と呼ばれ、パーティーメンバーから馬鹿にされる日々を送っていた。 　こ…

世界の果てまで続く森に囲まれた国──クレイドル。 王直属の近衛集団『第一師団』に所属するチーニ･アンブラは、今日も暖かな夢で目を覚ました。残酷で、最悪で、悪趣味な現実を生きるチ…

ガラスにキレイを集める少女とそれを見つめる少年の話。 欠損、血の表現などあるので注意。

ぼくは宝箱の秘密をしっている。 宝箱をみつけると開けずにはいられない。

そこは開かない檻の中 そこは王座の傍に作られた光り輝く檻の中 そこは皇女の私室に作られた愛に溢れる檻の中 そこはいつしか狂ってしまった彼女達の心の中の宝箱 僕はいつでも檻…

◆「聖女」は国の宝です。望めば何でも与えられ、誰もが聖女の力を目的に少女に近づきました。求められるのは聖女としての力のみ。少女自身を見てくれる者はおらず、恵まれた環境にいながら少…

いらっしゃーい！僕のお店にようこそ！ お客さんは何を求めてここに来たのかな？

おいらとあたいの２人芝居です。 小さな劇場で、少人数のスタッフとキャストでこじんまりとできるお話しを書いてみました。 おいらとあたいがわたしの分身のようです。 こころの宝箱にしま…

ブリテン南部の浦里に暮らす漁師の男、レジナルドは妻であるメイとのつつましやかな生活に幸せを感じていたが、メイのために少しでも多くの富が必要だとも感じていた。 そこへ漁師仲間から嵐…

　その少女はいつでも、目を輝かせていた。 　何気ない日常は、どんな宝より、貴重であって、得難いものである。どうして俺はそれにすぐに気が付くことが出来なかったのだろう。どうして彼女…

日本の中では複数の怪盗団がたくさんの宝を盗み出し、暴れていた。これには警察も奮闘している。 だが、怪盗団も警察も一際違う。 怪盗団は全員けもの。 警察は超人並みの能力を持つ者が数…

リストラで職を失い、バイトで食いつなぐが、生まれつきの不器用さで、どこへ行っても仕事がうまくいかない。そんなダメ男である僕にとって唯一の宝は、良妻賢母の妻とやんちゃだが可愛い子ど…

押し入れの中から出てきた宝箱を開けると、とある日の出来事もよみがえってきた。 ＊以前『小説家になろう』にて投稿した作品を、一部改稿いたしました。