概要
きらきらしたもの、集めませう。
魔法使い見習いMは魔法使いになるのを夢見ているのだけど、なん度も留年するほどの落ちこぼれ。上級に上がるのも、先生たちのお情けによってギリギリだったなんとも情けない人生だけど、それでも結構自分の人生を気に入っている。
ドライフラワー、油絵、彫刻刀、本棚にはたくさんの本。研究室としても使っている自室にはそんなガラクタが溢れている。ある雨の夜、一人部屋で本を読んでまったりしていたら、モノクルにハットのなんとも奇妙ないでたちのおじさんが現れた。
「お嬢さん、宝箱をあげよう。ここにキラキラしたものを集めるのだ」
そう言って渡された、本の形をした宝箱に、Mは一年間、宝石のように煌めくものをためてみることにした。
二〇二〇年十月一日から一年間、週に一回ほど、更新予定。予定。
ドライフラワー、油絵、彫刻刀、本棚にはたくさんの本。研究室としても使っている自室にはそんなガラクタが溢れている。ある雨の夜、一人部屋で本を読んでまったりしていたら、モノクルにハットのなんとも奇妙ないでたちのおじさんが現れた。
「お嬢さん、宝箱をあげよう。ここにキラキラしたものを集めるのだ」
そう言って渡された、本の形をした宝箱に、Mは一年間、宝石のように煌めくものをためてみることにした。
二〇二〇年十月一日から一年間、週に一回ほど、更新予定。予定。