「小さな」を含む小説

種が落ちてくる世の中になってからはもうだいぶ経つ。 種といっても草木や花の種子ではない。そもそもそんな小さな粒ではない。直径二メートルから大きいと五メートルほどある巨大な岩状のも…

　小さな農村に暮らすラルッコは、二十年前旅に出た友人・ジェドから届けられた種を受け取る。 　配達人に言われた通りに、枕元にその種を置いて眠ると…… 　KAC20204用の作品で…

　最初は、銀行に就職が決まった女子高生とその友人たちの他愛のない会話がきっかけだった。 　二人の友人に「銀行は強盗が入ることもあるし危ないよ」とからかわれた時、彼女はその話を真に…

小さな木の芽と巨大な石のお話しです。

　大正市郊外の小さな山、人呼んで『犬山』。 　６月あたりから、その犬山で植物が過剰に繁殖しており、近隣に住む子供たちの間では、『勝手に増える魔法の種がある』と噂になっている。 　…

志野一葉は、色々あり地元から離れた桜花坂高校に入学しクラスメイトや先生、先輩、バイト先の人と仲良くなります。女の子にモテていく予定？かもしれないし違うかも知れない。 感想とか…

打ち上げ花火が上がった瞬間、手を繋ぎそれを見ていた二人は結ばれる。この高校の文化祭には、そんな噂がある。 と言ってもその噂は、ほんの遊び心で勝手に作って広めたものだった。 …

平凡可憐なオタク乙女、流花類１５才は、ある日突然異世界に転生させられてしまう 迷い込んだ世界での役どころは悪役令嬢、ではなく、救国の聖女…でもなく、破滅の魔王ルーイン、なのであっ…

『夜に生まれた者は不吉である』として、人間よりも遥かに小さな種族――精霊は 仲間であっても厳しい掟を守って彼らを聖域から追放する。 大精霊から祝福を受けなかった精霊は特定の力を得…

南の海に暮らす鯨の娘・ルカと人魚の娘・ユイ。体は大きいが優しいルカと楽しく遊び暮らすユイ。ふたりは髪飾りを売る店で出会い、ある約束をする。 (「セルバンテス」「小説家になろう」…

ある日大気中の魔力―――マナ―――が豊富な小さな島が発見された。 そこの調査隊として派遣された《私》の私的な記録である。

世界は灰色に染まっていた。 その世界で生きる僕に起きた奇跡は世界を変える。

第４回お題「拡散する種」 街では日々、小さな悪意の種が拡散される。ちょっとした嘘だったり、意地悪……嫉妬や羨望、恨みや憎悪かもしれない。 　それはどんどんと広がりやがて人々の中…

　アメリカの片田舎にある小さな植物園。そこで園丁として働いているボブから「珍しいものを見にこないか」と誘われたジャスが目にしたものは？ 【KAC20204】参加作品です。

高校生の神田翠はある日偶然出会わせた事故より、頭の中にルカと名乗る人物が宿る。 彼女は翠にとって邪魔な存在でしかない。果たして彼女はどこからやってきたのか、そして目的とは何か。 …

小さな村にやって来た男はその村で農業を学ぼうと都会からやって来た。 村でただ一人の若い娘はなぜか男を避ける。 村長は両者の間に入って取りなそうとするが……。 KAC2020 3…

とある休日に実家へ寄ったとき、雛乃は母との会話で思い出す。 それは小さな頃の記憶だった。 雛乃がまだ小学生だった頃。 毎年3月3日、つまりひな祭りの日には両親が彼女を盛大に祝っ…

『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～』 二日目『最高のお祭り』参加作品です。 （一応世界観が同じお話５つの連作になっております。三日目『U…