「小さな」を含む小説

４年に一度、海沿いにあるわたし達の街には、『大海竜』と呼ばれる怪物が、波とともに襲ってくる。２０２０年の夏。今年もまた、奴らがやってくる。大海竜の研究者を父に持つわたしは、彼が死…

かつて絵を描く事が大好きだった黒川真一。だが、今ではその気持ちが嘘のように失くなり、筆を手放したいとさえ思っていた。しかし、絵を描く事をやめようとすると夢の中でキラキラと光る小さ…

今から５年前、新型ウイルス（CODIE-５２）の大流行によって、日本は人口の約２０％を失った。 特に持病を患っていた６５歳以上の高齢者は被害が深刻で、約５０％以上の方が帰らぬ人と…

ここはラルス王国の辺境にある小さな魔法屋。そこに住む魔法師ノアは母が残した全ての魔法が記された魔法図鑑を使い自分だけの魔法を作りその効能をビンに収めた薬を売っていたのでしたがそこ…

とある町のとあるすみ 桜並木の美しい小川を望むその場所には 小さな小さな写真屋があります 少し古くて懐かしいその写真屋 けれどそこには 実はちょっと不思議な噂話が 写真を通して…

小さいころ感じたちょっぴり悲しい思い出を それなりに脚色してまとめてみました 単発ものの予定です

小さな村に生まれた華は、ごく普通の少女であり平凡な毎日を過ごしていた。ある日、獅子隊の入隊が決まった景・倭・健のお祝いのためにお祭りが開かれた。その日を境に華の人生は大きく変わり…

小さな海月(クラゲ)が恋した相手は夜空に浮かぶ、お月さまでありました。

あたしの営むカフェには、ちょっとした幸運特典がついている。なぜならあたしは「導きの聖女」だったから。 異世界を救って現世に戻ってきたあたしは、僅かに残る導きの力を使って、訪れる…

誰も居ない不思議な世界に迷い込んだ少年が、鳥の姿をした(とばりさん)と、失った自分の記憶を取り戻す為に山間の農村を彷徨う物語。［境界］同じ山間の小さな農村で暮らす少年少女の物語［…

故人の技能、所謂スキルと呼ばれるものがこの世界にはある。異界から使者に対抗するべく攻撃スキルを持った者は出撃する。この主人公イグアスが持ったのは『槍使い』スキルはSからFまであり…

ある日は、町の東のはずれにある小川に抱きかかえた妹の小さな足をそっとつけさせて、この世には冷たい水の流れがあるのだということを教えた。妹はすこしだけ息を止めたあと、すぐに息を吹き…

　遠い昔にとある実験が行われていた小さな人工島――黒㘸島。 　その島では実験により生み出されたカフカと呼ばれる変身能力を持つ人間と、人間を守るためにフラスコから生み出されたカイブ…

京都文フリにて頒布した書き下ろし短編集「咲きにほふ乙女」より、二作品を掲載。 ◆桜が散るその先に 新入生のさくらは、クラスメイトの志乃に声を掛けられる。仲良くなった二人は同じ部…

小さなことですぐに怒ってしまう主人公。 新しくついた街は怒り発電のふしぎな街だった。 怒りがなくなればこんなにも平和なのか！！ ↓前回の投稿↓ 『空中階段の下から2番目が結…

「これ、これが欲しいの」 　ぴょこん、と耳が跳ねて、白うさぎは短い前足を上げた。 　ファンシーなほんわか短編です。 『TOTAL CREATORS！』という小説投稿サイトの、 …

昔から作曲が趣味で歌詞を書いたり、歌を元に小説を書いたりもしました。 色々あって作曲から離れていましたが、久し振りに新しい曲を形にしようと思い立ち、詩集として載せることにしました…

弁天池に住んでいる不思議な女の子 みんなにカタクリの花が咲いているか尋ねます。

世界のどこかにあって、どこにもない。 小さな村には妖精や魔女、魔物、人間、それ以外の何かがひっそりと暮らしていた。 ずっと昔から村から出ることなく生きている「僕」。 ずっと昔から…