月と海月。見上げるものと天から見下ろすもの。その境界線が物語の中で消えて行く。これがロマンチックでなくて、素敵なお話でなくてどうしますか。ぜひ耳を傾けて下さい。波の音と星の瞬きがあなたを、お待ちしております!ぜひお読み下さい!
「お月さま、お月さま……」 海月は空を見上げて呼びかけます。「あなたは空に、わたしは海に」「同じ月の名を持つというのに、ちっぽけなわたしは、あなたに気づいてさえ貰えない」月といえば、作者様。綺麗な童話のようなお話でした。
読むとやさしい気分になれます。頭の中に、きれいな絵が浮かんできます。すてきなおはなしです。
クラゲと月の甘い逢瀬絵が目に浮かぶ素敵な童話です