スキル『槍使い』の姫若子〜平凡スキルだけど無双してくるわ〜

スライム道

第1話

「ふう。」


「なんだイグアス成績悪かったのか?」


「違う見ろ。」


399/800


「普通にいいじゃん。」


「馬鹿野郎、一つしか違わないじゃねえか。しかも平均だし!」


「おいおいこの僕のを見てもそんなことが言えるのか?」


789/800


「すまん悪かった。後で先生達に連絡しておこう。」


「まて、友人よ。ここはひとつ取引と行こうじゃないか。」


「三千。」


「千。」


「二千五百。」


「千五百。」


「二千二百五十。」


「ううぅ二千で勘弁してくれ。」


「じゃあ財布を出せミーナ。」


財布を出したミーナは二千円を俺に差し出す。


俺はそれに伴いノートを取り出した。


補習範囲のノートである。


「闇取引とは感心しないはね。」


((gikkuuーーー))


風紀委員の腕章を持った女子生徒が現れた。


俺はミーナにアイコンタクトをする


(つけられたのか。ここは俺たちしか知らない穴倉だぞ。)


(まさかつけられたとは思ってねえよ。)


(仕方がねえ。)


「何か遺言はありますか。イグアスさん、ミーナさん。」


「風紀委員さんや#ラブリーちゃんと大国の王子のラブストーリー__黒魔導__#は知っているかい?」


「それが遺言ですか、死になさい!」


もはや暴走して目が虚になっていた。


「私はボトルレターを拾ったわ。なんとそれが王子様だったのよ(ハート)ヒューヒュー!やるねえ。」


「死ねえ燃え尽きろ!!」


「ふむふむ。さすがはイグアスではこちらもB90なのにBギリギリ最近バストアップを図ろうとし成功こそしたもののカップ数は変わらず骨格が大きくなったことで男女に見られないか心配のお年頃のリュヒルちゃん。」


風紀委員ことリュヒルは顔を真っ赤にして


「kill.」


「私たちあんなに愛し合ってたのに何で引き裂かれないといけないの王子様。」


「はあ未だ動物パンツとは生娘よのう。」


「kill kill kill kill kill kill.」


もはや人間の言葉を発していなかった


「よしもう俺たちしか見えてねえ逃げるぞ。」


「ラジャー。」


ポンっとミーナは煙幕を張りそのすきに逃げようとしたが


「mudamudamudamudamudamudamuda、ExecutionExecutionExecution」


「えっと意味は処刑だっけ?」


「風紀委員さん処刑するのは風紀が悪くなると思うので反対します。」


「NoNoNoNoNoNo,Hey do you like Roast or Barbecue?」


「「間をとって生でお願いします。」」


「じゃあ串刺しね。」


「じゃあせめてリュヒルが建てた二つのピンク色の槍で。」


遠回しすぎる変態トークをする動物パンツを当てた女子がさらなる燃料をつぎ込んだではないか。


「いいのかリュヒル、お前の小説は俺が死んだらお前の家族に小説のことがばれるぞ!」


「あなたにそんな権限あるはずないでしょうに。」


「いやできるさ、お前の父親には切っても切れない黒歴史が俺の手の中にあるのだから。」


「嘘でしょう!?」


「本当さ、父親に俺の名を聞くといい。」


風紀委員ことリュヒルはカチコチになりフリーズしていた。


「じゃあもう決闘よ。」


「え、いいのか。」


決闘

学生に限らずこの国では賭け試合が行われる。裁判では決めきれない物事を決める際双方承認のもとに各々のが決めた勝負事で白黒を決める。


「ええ、この武力学力共に学年トップの私に勝てるものならね。」


「じゃあ武力、それも反則技なしの闘技場での決闘でな。」


「舐められたものね。いいわ、賭けの内容は服従契約でいいかしら。」


「まあそうしねえと納得しないだろうからな。いいだろう。」


この隙にミーナは逃げていた。


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