「紙だけに！」を含む小説

作家志望の学生の淡い青春。 【本作はkindle版と紙本版にて自費出版した『屋上のバイオテロ』より抜粋しています】

「ねえ、しってる？」 高校の屋上でミヤノが語りだしたのは9.11の直後に起こったバイオテロの話だった。屈託がない彼女の話を冗談半分に聞いていたトキタだったが、彼女が本気でバイオテ…

　プレイヤースキルだけで強すぎる彼を皆は尊敬の眼差しで見ていた。 　その国ではクランバトルよりもそのプレイヤーに勝つ事だけがこのゲームの醍醐味に移り変わったのは何時の頃だろうか…

真夜中に、ふと通っている中学校に放火しようと思い立った主人公、柏木芳（かしわぎ　カオル）。芳が新聞紙とライターを持って学校に行くと、そこにはガスバーナーを持った学級委員長がいて……

憧れた異世界転生先はティッシュであり、トイペであり、森。 儚く短命で、延命を望む物語。

逢坂真琴と花川鞠乃はお互いに特殊な異能を持っていた。 彼らは日常の中に特異な何かを見つけて…… 読み切り　本の虫、紙と文字の海の魚は第四回こむら川小説大賞参加作品。 テーマは「…

魔女の店を訪ねてきた鳥を探す黒い衣の男。その鳥をかくまう赤毛の娘。男の目的は。赤毛の娘は、鳥に何を語るか。 ☆『紙の町の魔女』として〈小説家になろう〉〈pixiv〉でも公開して…

　人が好奇心を持って、一度は失って、取り戻すために一歩踏み出すという流れを描くのが狙いです。主人公は、妹の遺品整理をきっかけに、過去のある出来事について、回想をはじめます。 （…

「妹になりにきました」 そう言って一人暮らしの大河のもとを訪れたのは、春から中学一年生になる可愛らしい女の子、海凪だった。 妹になりにきた、なんて馬鹿げたことがあるかと大河は追…

巫音(みこと)は、全身水浸しで神楽殿に立っていた。 身に着けているのは、薄い生地の白い着物一枚きりで、それも水に濡れ肌に貼り付き、躰のシルエットをくっきりと浮かび上がらせている。…

少し期待してしまう、一週間後に控えたバレンタイン。 下駄箱に入っていたのは、紙。それは次の日も、そのまた次の日も入っていた。 以前に書いていた内容を、公式企画用に加筆や修正を…

物が捨てられない。 だからもちろん大好きな紙の本も捨てられない。 そんな私が思い立って本の自炊を始めようと決意したお話。 ほかにも諸々私の家族のことや毎日のお話。

前作と同じく「行き場のないアレコレを逃がす装置」としてのダダ漏れエッセイです。 構成なし、オチなし、推敲なしの”３ない主義”で、どうでもいいことを言いっ放しで終わります （汗）…

主人公は、あることがきっかけで人魂になって、薄暗い所を彷徨(さまよ)っていた。そこで窓口のような所を見つけた。そこで貰(もら)った紙を見て、自分の門に行くことになった。その門を越…

天涯孤独な少年、桜坂幸（さくらざか こう）は入学式当日、寝坊をしてしまった。 桜が舞い散る校門前で一つの紙飛行機が飛んできたのだ。 その紙飛行機から一人の少年の青春は幕を開けるこ…

赤星と脇谷は林の誕生日のお祝いに来ていた。 そこでなにやら不思議な紙がテーブルに置かれていて、そこには『アンタレスストロベリーエアー』という不可解な文字が並んでいた。 ※こちら…

売れない童話作家の元に、死亡した著名な作家の保管していた原稿用紙を引き取らないかとの連絡が入る。 金欠で原稿用紙を買う金も節約したかったために、その原稿用紙をもらい受けることに…

私は通勤途中の電車の中で猛烈な腹痛におそわれた 私は到着駅に着きトイレに駆け込んだのだが…