「忘れる」を含む小説

屋上の扉前の踊り場で出会う二人の高校生が織りなす、五ヶ月間の物語。

　＊普通の恋愛物語を楽しみたい方は、ご遠慮ください＊ 　人間である主人公が恋をしたのは、何もかもが永遠の世界に生きる男性の神様だった。 　しかし、神が人間に恋をするはずもな…

わたし、平賀結弦。的場中学校の二年生。 好きな科目は家庭科と理科。真面目が取り柄の女の子。 学校ではＵＴＢ部に所属してるの。 わたしの名前を時々忘れる源外おじいちゃんと、やさしい…

　記憶は人の中に宿るというよりは、むしろ景色の側にある。そして毎年、夏になると、それは記憶ではなく現実の風景として彼の前に現れる。 ――自分で自分の影を踏んでみると良いことがあ…

雰囲気なので、あまり考えないでどうぞ！ 作者も大してなんも考えてません。 人と違う感覚を持って生きた主人公と、見守っていた天使の、黄泉路の物語です。

陸が沈んでいき、海が広がる世界でキャラベルは船を走らせていた。ある日、たまたま岩の側で停まったキャラベルは信じられない光景を目にするー

俺はそんなマメな性格じゃないですよ。会いたくなったらいつも素直に会いに行ってるじゃないですか。そうだ、こんどまたカレー作ってくださいよ。あれが美味くてもう一度食べたくなっちゃった…

　この世を構成する全てに、魔力が宿っている。　空を飛ぶクジラも、尾を噛んだ蛇も、羽の生えたウサギも、火を吐くトカゲも、ソレらは全て人々の側に生きているのだ。 　そんな話も「お伽話…

ある日、中秋の名月だった頃の話。人の記憶というものは忘れるようにできていて、その事実を日々生きていく中でも、とても悔しく思っていた。ふと母親が口ずさむその歌に、奥深くにしまわれて…

勇者は特別な力を授かる。 しかし、その代償はあまりにも大きかった。 呪いをかけられたのだ。 それは「敵を倒すごとにその敵の強さに応じた大事な人が自分の事を忘れる」というもの。…

人に心がある限り、雨が降ったり晴れたりする。雨上がりには必ず、言葉が残される……きっと誰もがそう思う。

【12月5日発売！】書籍の発売に向けて、本作の冒頭部分を試し読みとして特別に公開します！ 11/25から発売前日の12/4まで、平日に毎日１話ずつ公開していきます！　お楽しみに！…

水野蒼汰と小山田佳奈は幼稚園からの幼馴染。何かあるたびにドジをしてしまう佳奈のフォローをしている蒼汰は、佳奈に片想いを拗らせていた。埋めることができなかった幼馴染の距離を、蒼汰は…

「俺と、２回目の大人の恋愛をしてみないか？」 突然、夕映の前に現れたのは、大学の頃に付き合っていた斎だった。 ケンカ別れをしたままだったが、夕映は昔から大好きだった彼の言葉を…

私は、とある男の子に恋をした。決してかなわぬ恋である。　つりあわない？ 　　「いや、そんなんじゃない」 　ただ、決して会えず、さわれない。そんな、魔法があっただけだから……

１話完結短編です 今日は何か嫌なことがありましたか？ 実は私もです笑 でも、嫌なことを何でも忘れることは自分にとって良いことでしょうか？

「生命恋愛」 そんな言葉を知っているだろうか。 知っていたらすごいと思う、拍手してあげよう。 なぜならこの俺、命月真（めいげつ　まこと）高校2年生が考えた略語である。 正式…