「星空」を含む小説

星といえばロマンチックできらびやか、なのかもしれない。 だから、ロマンチックでもきらびやかでもない、話をしようと思う。

「ちーちゃん……、一緒に、どこか遠くにいこ」 「うん……いいよ」 　手に初乗り切符だけ持って、二人で電車に飛び乗った。 　行くあてなんて、何もなかった。 　そうしてたどり着い…

生まれつきヒロインのひかりが 母親を殺して逃亡中の秀を自分の部屋に匿ってしまった そんな二人の恋物語

幼い頃に見上げたあの空は、僕のちっぽけな価値観を一変させた。 だから僕は、今でも空を見続ける。 チャラい後輩と。 真面目な後輩と。 傍若無人な先輩と。 昔より大人しくなった...…

旅に出た人々を巡る短編集。

いつか世界が終わるなら、 こんなにも星の瞬く夜に。 地上の星がいっときに消えたあの日。 確かに僕は、そう思った。

女子大生・佐川清子にはある習慣があった。それは眠れない日は『逃避所』に行って一人で夜空を眺めること。ある日、清子はその『逃避所』で一人の男性と出会う。その男性は竹島静二郎と名乗り…

『暁ロマンス』と同じく琥珀図書館の色題漆黒に書いた例の新婚夫婦の夫さん視点の詩です。 二人称は今回筆者の気分で変わっておりますが、ほんとうはこの夫さんには妻さんを「きみ」と…

香織は大学にはあまり行かず、ぼうっとした日常を送っていた。高校の同級生の佐久間もまた、彼女と同じように大学に行っていない。ふとしたことから知り合った年上の同級生鰤谷、明るく人好き…

少年と少女の話

上を見上げる理由。 常に上を目指し続けるから。 夜空に星空が広がってるから。 涙をこらえきれなくなったから。 憧れの先輩との天体観測で星空より美しいものを見れた気がするんだ。

さみしい銀と黒は。 attention この物語は私だけで構築した世界観ではありません。 私自身もつかみ切れていないところがあるのでとても読みにくいかと思います。 私自…

ある冴えない平凡な少年が日頃の疲れを取るべくアクセルより遠く離れた巨大樹へ来ていたのだが………… このすば好きの著者の完全な偏見によるオリジナルSSです。

「LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小説×朗読コラボレーション・コンテスト」参加作品です。 別れる予定の男女二人、最後の５分間。どうぞよろしく。 ＊水族館に行ったカップル…

ンドのマハラジャがイギリスの植民地時代に領地を没収されて、命からがら日本に逃げてきて、小さなインド料理屋を奥さんと経営していた。　その息子ラハールは、料理に全く興味がなく、宝石の…

登場人物：木下康夫（祖父）1885年生で貴族院議員 1945年、自宅で自決 木下家は、旧華族で、徳川家の近い、由緒正しき名家である。 東京に大きな屋敷を持ち、日本の戦後でも不自…

佐島米子は一年半前に、夫、佐藤一郎に先立たれた。半年前から 長女の木島恵子の家族３人と佐島米子の実家で同居生活を始めた。 以前は、旧友達が実家に遊びに来てお茶のみ話を楽しんでいた…

短いので省きます。