「ただ語るだけ」を含む小説

小笠原諸島に浮かぶ風光明媚なサンゴ礁の島「大戸島」。その観光課で働く三島笑子は、祖母の須磨子とともに暮らしている。同僚の蛭子修二は笑子の幼なじみで、昔から密かに笑子のことが好きだ…

かつて、日本魔術界の総本山ー魔術特区では、完全自立型魔術兵器の研究・開発が行われていた。その計画によって生み出された少年、佐藤ユーゴは今年から国立魔術学院高等部の1年生だ。ユーゴ…

遠い昔、オーバードーズをしていた経験について語ります。

ある企業の一室で、解雇通達が行われている。机を隔てて向かいあう解雇される女子社員とそれを言い渡す上司と人事課長。解雇に至るまでの経緯を巡り、解雇側と被解雇側は異なった事実認識を持…

【喫茶店『フルムーン』（プロローグ）】 末永くお幸せに――ミステリアスな魔法使いルナウが住んでいるのは村はずれにある住居を兼ねた喫茶店『フルムーン』。結婚相談所を併設しています。…

童謡調の短編です。 キャッチコピーの通りの内容。 昔書いて眠っていたお話。

大和物語をご存知ですか？平安時代前期の「姥捨て」を綴ったもの。この作品はそれを私流にアレンジしてみたものです…。 みなさんは講談を聞いたことがありますか？浪曲や落語とともに「語り…

　表題通り、釣りに関して小田が語るエッセイ。短めです。

　私が好きな駄菓子、チョコ●ットについて語るエッセイ。

数日前に”量産機の私”を道具として購入したマスターは、『人間らしい』生き方を強く望んでいた。 「──人間に私も、含まれますか？」 「アンドロイドふぜいが──人間に君は、含まれない…

　人生で起きる『事故』について小田が語るエッセイ… 　と、言っても『事故』への巧い対処が描かれている訳ではありません。 　適当な気持ちで読み流してくだされば幸いです。 　あ、タ…

みなさんの「雪の日」はどうでしたか？

　私にテクニック論を語ることは出来ません。ですので、備忘録的に私が普段気を付けていること、もしくは気をつけようと思ったことを綴りたいと思います。 　完結させる予定はありません。…

堀田明憲二十四歳。彼はいわゆるニートだ。働く事を諦め、屋敷の蔵を住まいとしている。 そんな、"Hotta AkiNori"から三文字を抜き出して通称HANを名乗る彼に、ある日悲劇…

大学１年にして一人暮らしを始めた茂宮健吾は 今まで海が当たり前にある生活を送っていたが 大学のある県は海なし県 　　 　そこで彼がバイトで選んだ仕事は市民プールの監視員だった 　…

中学生の悠志は2週間前の出来事を語る。 ゾンビ発生の瞬間を目の当たりにしたという。 この世界での生存者は16人。 彼らは協力して生き残ることはできるのか。

ここは妖怪たちが住む異形の世界『異界大都市』。その世界に存在する7つの各エリアの１つである繁華街エリアで、『便利屋Lettuce』を営む社長の『元気童子（片角の鬼娘）』と、そこの…

どうしようもなく許せない。何より大切だった彼女を、美しく悍ましい女の愛なんかのために諦めるほど絶望させて屋上から突き落とした　　のこと。例え自己満足だとしても憎悪は刀の形をして、…

別の未来を語るシェヘラザードに、王は興をひかれる。

人よりも周囲から気づきを得るのが得意な女学生、鹿倉由美絵《しかくらゆみえ》は、ある日インターンシップの帰りに駅前の雑踏の端に座り込んだ男、新部高典《にべたかのり》に気を留めた。 …