「部屋 掌編」を含む小説

何気ない目覚め。 ありふれた朝。 見飽きた天井。 かすかなる違和感。 突然、家族の悲鳴。起きて部屋を出る私——。 「世界中の体言が停止した」とは一体！？！

　皆が面白い面白いって言ってるのは、俺がこないだやった仕事のこと。 　確かに変なバイトではあったよ。 　だって、「何もしないこと」が仕事だったんだから。

コーヒーとラジオの相性はいい。霞んだ街と音楽もだ。 ただ、この部屋には問題がひとつある。 何かが足りない。そう、何かが。 形から入ってしまう私の悪い癖、それが足りているから駄目…

近未来の日本。歴史上の偉人、政治家、芸術家などが訪れる時代に取り残されたような集合住宅があった。その住人（僕）の部屋にその日訪れたのは果たして……。ちょっぴりスプラスティック感も…

なにかしら書きたくなったので書きました。幽霊とかは出ないんですが、ホラーかなと思いました。

いつも話を聞かない私。 テレビに夢中になってしまう私。 きっとそんな私に愛想を尽かしたのだ。 彼は鍵を置いて出て行ってしまった。 私は最後の賭けに出るのだが……

男の部屋からは柿の木が見えた。数年にわたり思い焦がれたその味は……。

純文学掌編(ショートショート) 2.3年前の過去作です。

金澤詩人賞応募にあたって再推敲、篇追加したので一部再投稿です。第五篇『36度5分』で入選

少女が不貞寝をします。でもきっと、これはどこにも行けない不貞寝です。

「お前は本当に使えない弟子だね、猫の手でも借りた方が百倍マシだよ！」 　口うるさい魔女の師匠にそう言われたので、作業部屋に野良猫を十匹入れた。ついでにあたしも猫に変身した。 （…

突然来た彼と私は、付き合ってた頃はお笑い好きでした。 千文字前後の掌編小説。ちょっとえっち。ちょっと……。

狭いワンルームでの、僕と彼女のものがたり。彼氏のいる彼女は、日中から夕方にかけてだけ、ここを訪れる。肉体関係でしかつながることの出来ない二人の煮詰まらない関係。

少女が部屋を片付けます。当然、いらないものは捨てなければいけません。

淹れたてのお茶の香りが部屋に広がるまでのあいだにどうぞ。

ミズエは初めて交際相手のヨウイチを部屋に招き、カレーライスを振る舞ったのだが……。 というショートショートです。

アルバムの中には「彼がピアスホール開けてくれた記念」のような他愛もない出来事がたくさん詰めこまれていて、その一つ一つがワタシにとってはまばゆい煌きをはなつ宝石のようなもので、さし…

俺、何かしたっけ？ お題付き掌編練習。 「思春期の娘に心配事があるようだ。声をかけると「お父さんには関係ない！」と部屋にこもってしまった。娘が寝た後で妻にそのことを話すと……

天井が移動した気がする……？ なぜ移動したのか、どうして私の部屋に……

「第二回へびふくろう座文学賞」によせて書きましたが、間に合わなかったものです。