「短編 人外」を含む小説

「好きです、暁様！」 神様に恋する青年と、秘密がある神様のお話。

無料同然で売られている掛け時計は、しかしずっとその中古時計屋にいた。 恐らくきっと、「時間を忘れている」からだ。

「お前、ここで働かないか？」 　その一言で働くことになった俺。喫茶店のスタッフは、なんと二人ともドラゴンが人間になった姿だった。なぜかは知らないが、二人はメイド服を着て喫茶店を…

ここは世苦亡の宿。行き方を知らなければ行くことのできない宿 ここの従業員は皆人外ばかり。この宿に囚われた、人外ばかり。 宿の人外たちはお客様の○○をもらい、お客様は癒しを得る。 …

『何でもお願いしてごらん』 「お兄ちゃんがほしい」 『お兄ちゃんってなに？』 「優しくて強くて頼りになって、私のことを絶対に守ってくれるの」 『ふぅん。それがおまえの願いか』 …

この世界はいつ始まり、だれがなんのためにつくったのか？　今その問いに答えよう。以下あらすじ。 この世界を創造した作者が、世界を管理するために作った神の道具『神具』《しんぐ》しか…

少しだけ昔の、おじいちゃんが体験したお話。 信じるかどうかは貴方次第。 人外というか「山の怪」を書きたかった作品です。

鬼退治の英雄として名を馳せた老人、藤太の庵に、美しい女が訪れる。その正体は恐ろしい鬼、夜叉丸であった。夜叉丸は義兄・羅刹丸の仇討ちのため、藤太の首を求める。藤太は条件を出す。「首…

基本人間が可哀想。なお、この可哀想はちょっぴり恥ずかしいのからかなり残酷なのまで含む。

過去のトラウマを背負って同族の住む村から引っ越した音羽(おとは) 人間の学校で当たり障りなく生活していた音羽は心のどこかで自分と他人とのズレを感じ始める。 そんな中、隣の席の中村…

森の奥の小さな村に伝わる言い伝え──願いを叶えてほしくば、魔女に己の肉体を供物として捧げよ。さすれば願いは叶う、と。 幼い少女の純粋な願い 未熟な少年の傲慢な願い 魔女が叶え…

かつて森は異界だった。神の下、人の手の及ばぬ場所。 そんな森に潜んで、あるいは森から出で、人を喰らう獣たちを人は『狼』と呼んだ。 ※戦闘描写の練習で書いてみた短編ファンタジー。…

これは、忘れられてもずっと人を見守ってきたお人好しのあやかしと死にたがりの少女の、ほんの数刻––逢魔時だけの秘密の交流を描いた物語。

頭空っぽにして読んでください。一部への高火力が凄いですごめんなさい！他意はない。一人称視点で主人公が物凄くわがままです！ストレスが溜まる可能性あります！がある種のざまぁです！

　光る石を調査せよ。そんな指示書を持って、久留島零寿は新幹線に乗っていた。隣の席には暇つぶしについて来た先輩、双月。 　一人で調査するよりも先輩が居てくれた方が頼りになる。しかし…

私は彼女を愛している。 彼女は彼を愛している、同様に彼も彼女を愛している。 私のこの想いは、彼女に届くことがない。そう理解しているというのに、彼女に近づきたくて、見つめてほしくて…

人と人ならざるものの交流をテーマとした物語集です。不定期更新の予定。

三つの頭部を持つ人外が気紛れで死に、人間に転生し、たった一人の「姉」ができた話

ただずっと、君にその思いを伝えたかったから。 ※短編1話完結。 以前執筆したモノを加筆、修正したものです。 なろう、ハーメルンにも。 ※追記 読みやすいように分割しました。

私がかのスフィンクス嬢と出会ったのは、誰も訪れない遺跡内でのことだった。彼女は私の身体ほどもある両前足をきちんとそろえ、常に微笑しているかに見える、猫のような口をぴしっと閉じ、い…