鬼一夜物語

とりにく

物語 / 鬼一夜

 ひぐらしの鳴き声が山間に響き渡り、夏の終わりを告げるような切ない調べを奏でていた。その中を縫うように、西日が山奥の小さな庵に差し込む頃、一人の女が門前に姿を現した。つぼ装束に垂れぎぬをまとったその旅姿は、遠来の貴人を思わせる気品を漂わせていた。しかし、その佇まいには儚げな美しさと、なんとも言い難い色香が混じり合い、どこか現世離れした雰囲気を醸し出していた。

 突如、ひぐらしの声が途絶えた。庵の薄い木戸をコンコンと叩く音が、一瞬の静寂を破った。


「お待ちください。いま参ります」


 中から老人の声が響き、やがて木戸が開かれた。そこには白髪交じりの髭を生やし、皺の刻まれた顔を持つ老人、藤太とうたが立っていた。彼は優しく微笑みながら女に問いかけた。


「はて、どなた様かな。このような美しい娘さんに訪ねられる心当たりはないが」

「私は暁子あきこと申します。鬼退治の英雄である藤太様に一目でもお会いしたく、遠くから訪ねて参りました」


 暁子と名乗った女は深々と頭を下げた。その仕草には、かつての英雄への憧れをはるかに超えた切迫感があった。まるで命懸けで叶えたい願いがあるかのように、緊張が彼女の表情に滲んでいた。


「英雄と呼ばれたのも昔の話…しかし遠くから訪ねてきた方を粗末に扱うわけにもいくまい」


 藤太は少し戸惑いながらも、彼女の真剣な眼差しを受け止め、暁子を庵へ招き入れた。


「今日はもう遅いし、泊まっていきなさい」


 庵の中は簡素な作りで、決して豪華とは言えなかった。それでも藤太は温かいお茶を用意し、粗末ながらも心のこもったもてなしをした。壁には古びた掛け軸が飾られ、床の間には枯れ木を活かした静寂の美を感じさせる花瓶が置かれていた。その佇まいからは、かつて鬼退治の英雄として栄華を誇った武人、藤太の人生の痕跡が垣間見えた。

 暁子は出された湯呑に手も付けず、囲炉裏を挟んで藤太の視線に向き合った。彼女の瞳には深い闇が渦巻いていた。


「さて、この爺にはな、あんたがただこの老いぼれの顔を見に来ただけとは思えんのだが」


 藤太は微笑みながら言った。まるで全てを見透かしたかのように、暁子の真意を促すように。暁子はゆっくりと口を開いた。庵に漂う空気が冷たく、どす黒いものに変わり始める。その声は低く響き渡った。


「私はかつてこの山で名を馳せた大鬼、羅刹丸らせつまるの弟分、夜叉丸やしゃまると申します。遥か東国で暴れ回っていた折、兄者の訃報を知り、仇であるあなたを見つけ出したのです」


 口上と共に女の姿は、恐ろしくも妖しい鬼の姿へと変化した。しなやかな体つきは男とも女とも判別しがたく、人ならぬ魅力を漂わせていた。額からは研ぎ澄まされた角が生え、口元には鋭い牙が覗き、漆黒の瞳には紅色の炎が燃えるように光っていた。その手には、月光を浴びて冷たく光る長刀が握られていた。藤太を睨みつけるその視線には、憎悪と哀切が渦巻いていた。


「その首…もらい受けます」


 夜叉丸は鋭い声で告げた。藤太は刀を構えた鬼を見つめながら、平然と語りかけた。


「ずっとあんたのような方を待っとったんだ。さあ、この首をもらっていっておくれ」


 かつて鬼退治の英雄として名を馳せた老人は鬼に向かって潔く頭を下げた。その瞳には、絶望というには穏やかで、自暴自棄というには理知的な光が宿っていた。


「我が情けをかけるとでもお思いか?」


 眉をひそめる鬼に、老人は静かに微笑んだ。


「いや、そんな考えは毛頭ないよ。ただな…もし構わんのなら、この首と引き換えに一つだけ、昔話を聞いてもらいたい」


 彼は少し間を置いて付け加えた。


「あんたも、義理の兄上である羅刹丸の最期のことが気になるだろう?」


 夜叉丸はしばらく沈黙したのち、ゆっくりと頷いた。


「よかろう。今宵一晩だけはあなたを殺さないでやりましょう」

「老いぼれの長い昔話になるがね。まあ、一晩あれば語り切れるだろう。羅刹丸と私の...本当の話を」


 長く昏い夜が始まろうとしていた。藤太は深い息を吐き、過去の記憶を辿りながら、静かに語り始めた。



 むかしむかし、深い山奥に羅刹丸という大鬼がいた。その悪名は都にまで轟き、人々は彼の名を聞くだけで身の毛がよだつほど恐れた。羅刹丸は人を殺し、財産を奪い、女を攫い、犯し、まさに骨の髄まで嬲り尽くす悪鬼そのものだった。


 ある日、山中に捨てられた小さな赤ん坊が羅刹丸の目に留まった。鬼の好物と言えば女や子供だが、この赤子はあまりに痩せ細っていて、食べがいがなかった。それでも、好奇心から赤ん坊を拾い上げ、「すて」と名付けて育てることにした。もちろん、将来成長した暁には食い尽くすつもりだった。

 鬼の思惑通り、捨はすくすくと育っていった。攫った女に乳を与えさせ、乳の出が悪くなれば女を『替える』という恐ろしい方法で、鬼の子育ては順調に進んでいった。


 しかし、幼い捨が羅刹丸の名を呼ぶようになると、思わぬ変化が起こった。都の陰陽師が名前で式を縛るように、捨のその小さな口が羅刹丸の心を縛り始めたのだ。

 そう、年を重ねるごとに、羅刹丸の中に捨への愛が芽生えていったのだ。捨が泣くと、かつては蚊の羽音ほどにも気にならなかった羅刹丸が、今では心配でたまらなくなった。捨が笑うと、羅刹丸も笑顔になり、その無邪気な声は、どんなに財宝を集めても満足しない羅刹丸の心を満たした。


 やがて捨は羅刹丸のことを「おっとう」と呼ぶようになった。羅刹丸自身がそう呼ばせたのだ。二人は実の親子のように仲睦まじく過ごした。

 ある日、捨は羅刹丸の姿に憧れ、自分も「おっとう」のようになりたいと思った。そこで、捨は近くの木を見つけると、小さな手で一生懸命に削り始めた。何日もかけて、拙いながらも羅刹丸の顔に似せた木彫りの面を作り上げたのだ。

 出来上がった面を見た羅刹丸は、はじめは驚いたが、すぐに胸が熱くなった。捨が真剣な表情で「おっとうと一緒」と言いながら、その面をつけて嬉しそうに走り回る姿に、羅刹丸は今まで感じたことのない幸福感に包まれた。それからというもの、捨は大切な宝物のようにその面を肌身離さず持ち歩くようになった。


 しかし、羅刹丸には深刻な悩みがあった。どんなに人や女、子供を攫って食らっても満たされない飢えについてだ。その理由は明白だった。実の子のようにかわいがっている捨が、『とても美味しそうだった』からなのだ。羅刹丸は悩んだ。このままでは可愛い捨をいつか鬼の本能のままに食らってしまうと、わかっていたからだ。


 ある嵐の夜、鬼は捨を手放すことを決意した。嵐の日は気が昂り、鬼の本性が現れやすいという。稲妻が闇を裂く嵐の夜、羅刹丸は言葉通り心を『鬼』にした。

 捨が眠りから覚めると、普段優しい「おっとう」の目つきが、見たこともない恐ろしい様相に変わっていることに気づいた。


「この役立たずが!お前など拾わなければよかった。鬼の子ではない、ただの人の子だ。こんな弱々しい子など要らぬ!」


 震える声で、捨は尋ねた。


「おっとう、どうしたの?ぼく、何か悪いことした?」

「黙れ!」


 羅刹丸は捨の頬を強く打った。


「お前はもはや我が子ではない。今すぐ出て行け!」


 涙を流しながら、捨は大切な木彫りの面を抱きしめた。しかし、羅刹丸はその面に目をつけ、鋭い爪で捨の手から奪い取った。


「こんな不細工な面、こうしてくれるわ!」


 羅刹丸は地面に面を叩きつけ、半分に割った。


「出て行け!二度と戻ってくるな!」


 羅刹丸は捨を乱暴に押し出し、庵の戸を激しく閉めた。外では雨が激しく降り、風が吠えていた。捨の泣き声は嵐の音に紛れ、次第に遠ざかっていった。戸の内側で、羅刹丸は奪い取った割れた木彫りの面を胸に抱き、涙を流した。これが捨を守る唯一の方法だと、自分に言い聞かせながら。



 藤太は語りを中断し、深い溜息をついた。その目には、遠い日の記憶を辿る影が宿っていた。


「『信じられん』といった顔だの。まあ、確かにこりゃあ命惜しさに狂った老いぼれの戯言かもしれん。私も昔はこんな話、信じなんだだろう。あの鬼の巣穴で、割れた鬼の面を見つけるまではな...」


 藤太の目線の先を追って、夜叉丸は部屋の隅に据えられた戸棚を見た。そこに、まるでその小さな割れた鬼の面が収められているかのように。


(馬鹿な。あの勇猛さと残虐さで名を馳せた兄者が、たかが人の子などに心を奪われるはずがない)


 夜叉丸は今すぐにでもこの老爺の首を刎ねて黙らせたい衝動に駆られた。だが『今宵一晩だけ見逃す』と約束した手前、それは叶わなかった。


「…よいから、続けろ」

「夏の終わりとは言えど、夜長の冷気は年寄りにゃあ堪えるわ。ほれ、ちょいと失礼しよう」


 藤太はゆっくりと立ち上がり、部屋の隅にある炭籠へと向かった。炭を集め、再び囲炉裏に腰を下ろすと、丁寧に灰を掻き分け、新しい炭を追加していく。炭を置くたびに、小さな火の粉が舞い上がり、瞬く間に炎が大きくなっていった。

 揺らめく炎に照らされた藤太の目には、遠い日の記憶が映し出されているようだった。夜叉丸は、その様子を静かに見守り、話の続きを待った。やがて、藤太は再び口を開いた。



 やがて捨は人里に辿り着き、青年と呼ばれる年頃にまで成長した。彼は自分を気まぐれに拾い、そして突然捨てた鬼のことを深く恨んでいた。しかし、その恨みと同時に、鬼から与えられた名前を完全に捨て去ることもできず、どこか未練がましく『捨丸』と名乗っていた。

 捨丸の心には、いつかあの恐ろしくも懐かしい鬼の首を切り伏せる瞬間への強い願望が芽生えていた。その時こそ、自分の真の名を胸を張って名乗れる時だと信じて、彼は厳しい修行に身を投じた。

 鬼に育てられた日々が影響したのか、捨丸の並外れた腕力と武芸の評判は瞬く間に広まり、やがて都にまで轟くほどになった。その力と名声は、ついに宮廷の耳にも届き、やがて彼は朝廷を率いる大臣から、かの悪名高き鬼退治を命じられるに至った。

 捨丸は、長年の修行で鍛え上げた体と技を携え、かつて自分を育てた鬼の根城へと向かった。深い山々に囲まれた洞窟の前に立つと、捨丸は大きく息を吸い、覚悟を決めた。


「出でよ、羅刹丸!」


 捨丸の声が山々に響き渡る。


「朝廷の命により、汝の首を取りに参った。我が名は捨丸!」


 洞窟の奥から重い足音が聞こえ、やがて巨大な影が現れた。羅刹丸は、捨丸の姿を見ても、かつての拾い子だと気づいたそぶりは見せなかった。その目は冷酷な光を宿し、唇が歪んで笑みを作る。


「捨丸とは、何とも哀れな名だな」


 羅刹丸は嘲るように言った。


「我こそは千の肉を喰らい、万の魂を嘲る大鬼・羅刹丸なり。小僧、覚悟はできたか?」


 捨丸は刀を構え、羅刹丸もまた巨大な鉄棒を手に取った。二人の間に緊張が走る。


「いざ、勝負!」


 捨丸が叫ぶと同時に、二人は激しく衝突した。刀と鉄棒がぶつかり合い、火花が散る。捨丸の素早い動きに対し、羅刹丸は圧倒的な力で応戦する。戦いは一進一退を続け、どちらも譲る気配はない。

 羅刹丸は、捨丸の動きに見覚えがあるはずだったが、それを悟られまいと必死に戦う。捨丸もまた、かつての「おっとう」の姿に心を揺さぶられながらも、その感情を押し殺して刀を振るい続けた。二人の戦いは、まるで昔の親子の絆を否定するかのように、激しさを増していった。

 激しい戦いが続く中、空が急速に暗くなり始めた。雷鳴が轟き、大粒の雨が降り出す—まるであの日、羅刹丸が捨を手放した夜を再現するかのように。風が唸り、木々が軋む中、羅刹丸は冷笑を浮かべながら言葉を投げかけた。


「お前の名を聞いて思い出すな、こんな天気の日にな…」


 鉄棒を大きく振りながら、彼は続ける。


「食べようと思っていた子供を、気まぐれで捨てたことをよ」


 捨丸の動きが一瞬止まる。羅刹丸はその隙を逃さず、さらに言葉を重ねた。


「あの時の餓鬼は弱っちい人間だった。きっと死んでしまったに違いない」


 その言葉に、捨丸の目に怒りの炎が燃え上がる。


「私がその時の子供、捨だ!」


 雷光が二人を照らし出す瞬間、捨丸は全身の力を込めて刀を振り下ろした。轟く雷鳴と共に、捨丸の刀が羅刹丸の体を貫く。致命的な一撃だった。

 しかし、その瞬間、捨丸の目に奇妙な光景が飛び込んできた。雷光の中、羅刹丸の顔に浮かんでいたのは、憎悪でも怒りでもない—微かな、しかし確かな笑みだった。

 それは光の錯覚だったのだろうか。それとも、長年抱えてきた思いが最後の瞬間に表れたのだろうか。倒れゆく羅刹丸の目には、かつて愛した我が子の姿が映っているようだった。そして、その瞳に宿る光は、まるで「よくやった」と言わんばかりの、慈愛に満ちたものに見えたのだ。


 捨丸は羅刹丸の首を携え、勝利の凱旋を果たした。都では英雄として迎えられ、その偉業を称えて「藤太」という名を朝廷から賜った。栄誉と名声を手に入れた藤太だったが、心の奥底では羅刹丸が最期に見せたあの不可解な笑みが消えることなく残っていた。

 やがて藤太は、その謎を解くべく再び羅刹丸の根城を訪れた。かつての荒々しい鬼の住処は、今や寂寥感漂う廃墟と化していた。鬼が長年にわたって蓄えた財宝はすべて朝廷に没収され、残されていたのは粗末な調度品のみだった。

 藤太は静かに洞窟の中を歩き回り、かつての記憶の断片を拾い集めるように周囲を見渡した。そして、薄暗い隅に目をやった時、彼の心臓が激しく鼓動を打った。そこには、幼い頃の自分が作った、あの割れた鬼の面が置かれていたのだ。

 震える手で古びたそれを取り上げると、藤太の心に激しい感情の波が押し寄せた。羅刹丸があの日、自分を追い出した後もこの面を大切に保管していたこと。最後の戦いで、自分が誰であるかを知りながらも、あえて知らぬふりをしたこと。そして、最期に浮かべたあの微笑みの意味—すべてが一瞬にして明らかになった。


 藤太は膝から崩れ落ち、割れた面を胸に抱きしめた。長年抑え込んでいた感情が堰を切ったように溢れ出し、彼は声を上げて泣き崩れた。それは英雄の勝利の涙ではなく、失われた親子の絆を悼む、深い悲しみと後悔の涙だった。

 藤太は語り終えると、深い溜息をつき、夜叉丸を見つめた。その目には、長年の苦悩と後悔が滲んでいた。



 東の空が白み始める頃、庵の中に静寂が戻っていた。長い夜の物語を語り終えた藤太は、深い溜息とともに首を伏せ、静かに告げた。


「信じてくれんでもよい。そろそろ夜も明ける。夜が明けたら、私の首を刎ねてくれ」


 その言葉に、夜叉丸は深い思いを巡らせるように沈黙した。庵の中に流れる空気が、微妙に変化したのを二人とも感じていた。


「お前は羅刹丸を斬ったことを後悔しているのか?」


 夜叉丸は鋭い眼差しで藤太を見つめた。藤太は深くため息をつき、肩を落として答えた。


「世人には英雄などともてはやされたが、私は……ただの親殺しの咎人だ」


 その言葉には、長年胸の内に秘めてきた後悔と自責の念が滲んでいた。藤太の声は、かつての英雄の面影など微塵もない、ただの老人のそれだった。


 その告白を聞いた夜叉丸は、ゆっくりと立ち上がった。額の鋭い角は、人を脅かす鬼の象徴のように冷たく光っていたが、その眼差しには人の世の苦しみを見つめてきた慈悲の色が宿っていた。口元に浮かぶ微笑みは、残忍な野獣のような牙をちらつかせながらも、どこか哀しげで慈愛に満ちていた。


 その姿は、朝の薄明かりの中で陽炎のように揺らめいて見えた。庵の中に差し込む朝の光が、夜叉丸の輪郭をぼやけさせていく。


「その咎を背負って苦しみ続けることが、お前への罰になるだろう」


 夜叉丸の声は厳しくも、どこか慈悲深さを感じさせるものだった。その言葉に、藤太の心の中で何かが崩れ落ちた。


「いやだ、私を殺してくれ!」


 藤太はその時はじめて、激しい感情を露わにした。その叫びには、長年抱え続けてきた苦悩と懺悔の思いが込められていた。


「ずっとこの時を待っていたんだ」


 夜叉丸の姿はまるで朝霧に溶けていくかのように次第に薄れていった。藤太は必死に手を伸ばすが、その指はただ空を掴むだけだった。


「待ってくれ!」


 藤太は叫んだが、もはや夜叉丸の姿は完全に消えていた。庵に残されたのは、孤独な老人の姿だけだった。藤太は膝をつき、涙を流しながら慟哭した。その悲痛な声は、朝もやの中に吸い込まれ、やがて静寂だけが庵を包み込んだ。

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