「明治～大正」を含む小説

明治なのか大正なのか、そんな時代の平和な世界のミステリィ。 お耽美アリ、官能アリ、薔薇だ百合だ殺人事件に幽霊画。 エログロナンセンスなんのその、真実なのか虚構なのか、それが敢え…

ガス灯が広がり始めた帝都の一角に構える『まほろばホテル』。片田舎から出てきた柚葉が花嫁修業しろと紹介された先だ。 地元では醜女だと後ろ指をさされていたのに、風変わりな従業員やお客…

祖母の遺品整理で見つけた5通の不思議な手紙。 それを読んだ瞬間、25歳のOL・高橋美咲は、明治、大正、昭和へとタイムスリップする。 そこに出会う男性たちは、およそ現代の周囲5人に…

かつて、この地に戦争あり 　額に角持つ者『有角人（ニクトツ）』と、手に呪術持つ者『人間』の戦なり 　　其は人間の英雄によりて、人間の勝利にて終結せり 時が流れ　 　戦争が本の中…

　明治末期、東京の喧騒から離れ、静かなK町で始まった、少女わ里と若き天才画家・江郷玲士郎の新しい生活。二人は共に夢を追いかけていたが、彼らの芸術は田舎町の人々には理解されず、批判…

目次 プロローグ 第一部　息子　24年の生涯を閉じる 　　第１章　一夫死す 　　第２章　一夫自室に戻る 　　第３章　職場でのいじめ 　　第４章　神奈川の元同僚を訪ねる　水質汚染 …

ボーイズラブのタグをつけている通り、かなりBLっぽさがあります。 ※センシティブな絡みは非公開とさせておりますので、ご了承ください。 江戸後期以降、ある事件をきっかけに、妖物（…

　尾崎行雄とは何者なりや。紹介いたしましょう。尾崎行雄とは……。 　……いや、できない。尾崎行雄は尾崎行雄でしかない。 　世間的な説明をすれば、第三次桂太郎内閣で陛下の権威を利用…

書生、楠木八之助はとある記憶を思い出す。 幼い頃に母代わりとなって愛情を注いでくれた人との思い出だ。 もう戻らぬ日々に思いを馳せて一日一日の記憶を、鮮明に思い返していく。 彼女…

昔、なろうやらノベルアッププラスやらカクヨムやらで投稿していましたが、コロナで図書館がしまった悲しさで投稿削除していました。 あれから何年かたって完成したので投稿します フィクシ…

インタビューライターの主人公は、ある老人に話を聞くことに。 その老人は、自称・吸血鬼。 インタビューの条件は、「喫煙ができて酒が飲める店」。 紫煙の向こうで、片腕の老人が語る、明…

「わたくしが死んだら、いっぱい泣いて、うんと悲しんで、おかしくなるくらいに泣き叫んで、永遠にわたくしのこと引きずって生きてくださいね」 地方貴族の妾の子である宇佐美桔梗は、五歳…

明治から大正時代の日本を背景に、スローでノスタルジックな愛の物語。

寛治としのぶは双子の兄妹。「鯉は滝を登って龍になるんだぞ。お前たちもあやかって出世しろよ」鯉のぼりを上げながら父は言いました。「いつか夢を叶えて、二人で龍になって一緒に空を飛ぼう…

歴史小説で人間の本質を問う。 幕末、明治、大正、昭和。四つの時代を舞台にした超長編ホラー時代小説。世間から隠れ生きる“鬼”。激動の時代背景に、ファンタジー要素を交えて、“生きる事…

維新後の新時代。高等師範学校で葵と佐久田は少しおかしな出会い方をした。 教師を目指す同志として勉学に励み、委員活動に勤しむ日々を過ごすが、佐久田は出兵してしまう。 時代は帝国主義…

【代々木怪談コンテスト2024佳作作品】 【『代々木怪談2025 ノベルアップ＋怪談コンテスト傑作選』収録作品】 町で診療所を開業している私のもとへ、谷間の集落から動けなくなって…

明治時代、五月。 華族の一人娘で女学生の菖子は、雨の日にひとりの青年と出会う。 三回きりの逢瀬。その最後に彼が残した約束が果たされる日を、菖子は三年間待ち続ける……。

「京師（けいし）」とは、皇帝の住む都の意。帝都の裏側に伝わる、人と妖魔の物語。 架空の「京都」、架空の「昭和」。かつて一千年以上も日本有数の「霊都」として栄えた街を舞台に起きる…

この世界では、人びとは主に田舎で「氏家（うじや）」と呼ばれる血縁の共同体のなかで暮らしている。主人公のリュウスケは頭が良かったため彼だけは自分の氏家から都会の会社へ働きに出ていた…