「忘れたくないもの」を含む小説

人は怨みながら死ぬと鬼になるらしい。 神の子である私には無縁な話だ。 恋という感情さえ知らない独りぼっちの私は青年と出逢い、言葉をかわしそしてきっと私は……

雪の積もる街にぽつんと立つ誰にも使われないポスト、そのポストにはかつてとある少女の恋愛の伝説がありました。そこで男性と少女が出会ったお話… 短編小説でございます。 ※この作品…

―高校3年の春、俺は桜の似合う少女と出会った。 高校3年の達哉は、ある日の朝、名取という少女に出逢う。学年も違うのに、偶然なんども巡り会い続ける二人。お互いに距離は変わらず、しか…

2020年7月。 ちょっと不思議な少女・平坂咲に誘われた"ぼく”は、男女四人で土曜日の公園を歩くことになって……。

ＳＦと言ってもスペース・ファンタジーといったとこです。 人類が地球を捨てて久しい未来。 星間帝国統治下、辺境の星系レーゲンボーゲン。 主星アルクと流刑星ライ。二つの居住可能惑星…

2018エブリスタ大賞優秀賞受賞作【別題：わすれもの：ふたつきみつき】 大事な告白の時に、忘れたあるもの。それは二人にとって大切なものだった。 鶴見恭吾は、メリケンパークの…

「きのう、失恋した」応募作品。 初めての恋人、うれしいデート、高まる感情、知らなかったあらゆる気持ち、そしてアメリカの彼女の存在・・・・。 高校二年生女子の海はひとつ大人にな…

人々はいつしか 無自覚に忘れていくものだ 記憶は風化する けれど、忘れられない記憶というものは 誰しも持っている

あの船が解体される…残すと言っていたのではなかったのか？ 津波で打ち上げられた気仙沼の第１８共徳丸のことである。あれほど、津波の猛威を伝えるものはないと、岡崎由美子は思っていた。…

青春時代の恋は忘れられないもの 告白してもしなくても 誰かと付き合っていなくても 好きな子がいたならそれは今ではいい思い出 それでも後悔したくなかったそんな男の子の気持ちを…

これは、私と、私の彼との、関係性を、書いたものである。

誰かに忘れられたものたちの声を聞くことが出来る特殊な才・ソラミミ。そんなソラミミの少年ニコと、彼の師匠が織りなす心温まるファンタジー。 2008年頃に書いた旧作です。 牧歌的な…

喧噪と潮騒、陽炎の揺蕩うこの夏はきっと、忘れられないものになる

死んだらどうなるのだろう？ 生きているって何だろう？ 私はなぜ「私」なのだろう？ 子供の頃、ある日の夜に、そんな呪いに突然罹ったことはないだろうか。 私たちはやがて大人になる…

目を覚ますとそこは見知らぬ場所で、ジャンク屋というお店だった。 そこには、忘れられたもの、強く忘れたいと思われたものが集まる。 なんで、俺はこんなところに来てしまったのだろうか。

君がいなくなってから、君が書いた小説の中に『君』を見つけた。幽霊、文字の海、夏休み。その文章は、夏の味がした。 それは懐かしくて、苦しくて、甘酸っぱくて。……二度と忘れられない、…

肉親をすべてなくし孤独で荒れた高校生活を送る亮平。卒業も間近に迫ってきた頃、本屋で偶然出会った真面目で受験勉強に明け暮れる幼馴染みの咲雪。何もかも正反対の二人はやがて惹かれ合うが…

フィクションであることを、心して読んでください。

タイトルそのまま筆者が日常浮かんだ疑問や読んだ本の感想等つらつら書いていきます。 まとめるほどでもないけど、忘れたくないもの。

　久しぶりに俺は生まれ故郷の高知へと帰る。高知駅まで迎えに来てくれるのは母だ。しかし母は俺との会話に少し違和感を覚えているようだった。