「季節もの 短編」を含む小説

　世の人々の間では、もっぱら気まぐれだと思われている魔術師のゾディことゾディアス・リブレウス。凄腕の魔術師ながら自分の気に入った依頼しか請けず、無報酬で術を使うこともありません。…

戦国武将上杉謙信の子孫と伝わる家に生まれた長尾輝。 毘沙門天の化身たる上杉謙信の子孫であることに誇りをもって生きてきた彼はある日、風邪をひいてしまう。 近所のドラックストアで風邪…

急にいなくなった幼馴染。 マトリョーシカとなって俺の前に現れる。 「マトリョーシカになっても可愛いね」 「何言ってんの」

蝉が鳴く青い夏に少年少女は出逢う。

季節は初夏。ある日、銀髪の少女イリスは森の中で小さな金色の鍵を拾います。 彼女はこの鍵の持ち主を探すのですが…？

『ゆうちゃん、好きだよ』 　振り返ればそこにいたはずの彼女は、もうどこにもいなくて。今日も僕は、あの日の正解を探し続けている。 　数年前、妹のように思っていた幼馴染みの瀬戸燐華…

濃いも薄いも数ある中に 波に揺られて離れて寄って、 色様々に水の上にも織る錦 秋という季節をテーマにした、肌寒くも少し心が温かい短編集です。

　――秋と冬の境目って、どこにあると思う？　高校受験を控えた十五歳の秋の日に、僕は彼女とそんな話をした。 　秋から冬への移り変わりのように、「いつの間にか」としか説明することが難…

雪が降り積もる日の夜。

夏。それはどこか寂しさがあり、懐かしさを感じる季節。美しくも切なくもある、夏がまた今年もやってくる。

わたしたちはまだ未熟で、 世界のことなんて、ほんのちょっとしか知らない。 欠けたこころの埋め方を、 だれも教えてなんか、くれなかった。 花のように散ってしまいそうな、 …

雲一つ無い晴天。草木が青々と茂るこの季節に、今。“私”は壇上にて、友人代表としてはなむけを贈ろうとしていた。嗚呼。もう少しで、あと少しで。彼女は遠い存在になってしまうのか。その事…

　今は四月で季節は春。友人たちは「外の空気が涼しくて気持ちいい」と言っている。でも、僕はそう思わない。逆に具合いが悪い。何でだろう。やる気も起きないし。でも、友人の中で僕と似たよ…

発熱がつづく身体を持て余す女は、広い庭をもつ大きな屋敷にひとり住まう。 「死んじゃいな死んじゃいな、うそよ、死んじゃいや、死んじゃいや…」 ひとり、そんな言葉遊びをする彼女を訪ね…

～カクヨムコンテスト10【短編】参加作品～ 「ねえ、あなた、死ぬの？」 死ぬの？ そう言って口元を緩め、残酷に微笑む少女。十五歳くらいの少女は、見たこともないような美しい…

サンタさんだって、寒いんです。 おでんが食べたい季節になってきました。 pixiv小説子どもチャリティー企画～ブックサンタ2024～ 参加作品

サザンオールスターズの楽曲より

登場人物が同じお話も中にはありますが、別々の２人の場合が多いです。季節ものも混じっていますが、そこは気にせずお読みください。