「フィクション 親子」を含む小説

【KAC20222「推し活」参加作品】 美鈴ことミレイはいわゆる「地下アイドル」。 過酷な割に見返りの少ない仕事の中で、彼女の心の支えとなっていたのは、客の振りをしてライブを観に…

もしかすると、似たようなことで身に覚えがあるかもしれない。 親子間での微妙な空気感。 兄弟、姉妹の温度差。 ごく普通の日常の中で起こり得る心の移ろいを、主人公の一人称視点で短編に…

妻と娘を残した未練からか、「私」は幽霊となって自分の葬式を眺めていた。 そこで初めて、疎遠になっていた娘の本心を知ることに――。 ※本作品は、一部にある意味で残酷な表現を含…

厳格な母に女手一つで育てられた”私”は母の作った薄味の手料理の味しか知らない。ジャンクフードやカラフルな着色料まみれのお菓子に憧れる”私”がはじめて赤いきつねを食べたのは小学校に…

　特別なことがあると、母はよく緑のたぬきを買ってくれた。 　結婚記念日、父の退院祝い、妹の結婚祝い。俺の一人暮らし祝い、と。 　マルちゃんの工場で働いていたせいか、母はカップ麺が…

人間に憧れて、将来は人間世界の医者を目指している一匹の若い女（おんな）ギツネのテリア。 彼女は病弱な人間の姿である母ギツネの面倒を見ながらも、人間界で女子高生の姿に変身して、昼は…

母親の言動がおかしいので、雑記として残しておきます。

中学二年生の弥生には、ある悩みがあった。 ある日、母親の元彼が家に転がり込んできて、同居することになってしまったのだ――。 ※本作品はフィクションです ＜初出＞ エブリスタ…

高坂家護衛案件も公安が離れた事によりランクが下げられ、藍野達の護衛チームは別チームと交代し、各々の案件や業務を担当する日々に戻った。 藍野も2課の業務に戻り、中途採用となった新…

俊彦の様子がおかしい… 10年間も部屋から出てこなかった息子が、深夜に部屋を抜け出し、キッチンで何かをやっている。 息子の「変化」に気づいた母は、毎晩様子を観察することにした…

2021年3月初出 -Swan Lake-改題。 3.11 東日本大震災は皆の心奥底くに迄深い影を落とす事になる。ただそれも音楽で復興して行こうとする「被災地にピアノの音を響か…

フリーライターの高井戸は、食通として知られる女性実業家を取材。夫が失踪した後、親子ほど年の離れた愛人と暮らす彼女の秘話とは……。◆ 自主企画《いっぱい食べる君が好き（後日消滅）》…

母親が若い頃に流行った「伝説の映画」を観た私。 けれども映画はとても「名作」とは呼べない代物で――？ ＜初出＞ エブリスタ『三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第124回…

高校進学を巡って中学３年生の男子とその父が葛藤するお話です。 自分がやりたいことと、親がやらせたいことが食い違ってケンカをした経験は誰にでも多かれ少なかれあるかと思いますが、それ…

【カクヨム2020夏物語 スポーツ・キャラクター小説部門 参加作品】 ずっと目指してたeスポーツの大会が中止になり、僕は腐り続けていた。 けれども、とある手紙を読んだことで、父…

「最近、息子の様子が変だ」 　息子の異変に気付いた母・和恵は不信感を募らせていくが――。 ※本作品はフィクションです。実在の人物・団体・組織・書籍とは一切関係ありません…

入院した幼い息子の付き添いで体験した、実話を基にしたフィクションです。名称、舞台は、現実にあるものとは関係ありません。 午前二時をまわった時、幼い息子の様子が豹変する……。 …

不妊に悩む主人公：松永弥生（30）が子供をレンタルできるレンタルチルドレンのサイトを知る。レンタルとして我が家にやってきたのは11歳の男の子だった。 親と子の関係、人との繋がり…

才能が枯れてしまった「抜け殻」の天才女性漫画家の先生と、両親も行き場も失ってしまった「娘」・咲耶の、なんてことは無い暖かで優しい「親子」の物語。 ※この小説はフィクションです。…

「生きていることのなつかしさに 　ふと　胸が熱くなる 　そんな日があってもいい」 ストーリーでいうと、自分の作品の中で一番好きかもしれません。 ※作中にリムジンバスに関する記…