「だるま」を含む小説

欺瞞な太陽。ぺちゃんこのグレゴオル・ザムザ。幽世の通過儀礼。都市伝説に巻き込まれたわたし。それは裏世界を巡る宇宙的恐怖への入口に過ぎなくて。ただ出来るのは振り返らないことだけ。

下半身火だるまの男は言った「イライラして貧乏揺すりをしていました…」

しがない大学生たる「私」は、とある12月25日、同じ大学生の先輩および友人と、ささやかなクリスマスパーティー……もとい、飲み会をする予定であった。 　ーーが、飲み会予定地である…

Twitter殺伐百合投稿企画「殺伐感情戦線」投稿用、お題は「責任」。

男装の出前少女の雷凛風はある日第二皇子の肖子偉の所に出前を頼まれる。彼にはよからぬ噂しかないのだが、実際に会った彼はどう見ても布だるまだった。いや恥ずかしがりの青年だった。噂と実…

ずっと一緒と幼い約束を交わした三人の子供達。 しかし谷から旅立ったのはただ独りだけだった。彼は不思議な土だるまを肩に乗せていて……？ 日々奇形種退治する少年の前に、ある日土だる…

２０１８年、東京。 科学技術が発展した世界で観測されたのは、相対的別世界『鏡の国』の存在だった。 御年２５歳の中村ナオコは『鏡の国』から襲撃してくる死者に対処する極秘組織〈株式…

こんにちは、伊月樹です。ジャンルをラブコメにさせていただいたのは、恋仲の男女が登場し、主人公が男性の方だったからという理由です。とても短いですので、することがないときにでもご一読…

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。百九十九。

　ある日、僕のスマホに「-《ハイフン》」というカメラアプリがダウンロードした覚えがないのにも拘らずインストールされていた。そのアプリを起動させた僕は、そのカメラに映した物体を介し…

突然現れた赤い服の女。それは見ている間はぴくりとも動かず、見ていない間に音もなく近づいてくる。

　わたしはパパに『だるま』をもらった。