下半身に火のついた男(140字小説)
塩塩塩
下半身に火のついた男
下半身火だるまの男は言った「イライラして貧乏揺すりをしていました。
すると、スネ毛がスラックスと摩擦を起こし発火したのです」
私は水をかけ消火した。
パンツまで焼失した男は裸で帰っていった。
今や人体自然発火もストリーキングも現代病なのだ。
バケツに水をはり、私は言った「次の方どうぞ」
下半身に火のついた男(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t
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