「短編もの 万人向け」を含む小説

お出かけです ※この話は他の投稿サイトで過去に公開していたものです

60年前のあの夏も、俺はこの道を駆け抜けた。まだプリンセスであった貴女を背負い、戦火の中をただまっすぐに。今、この肩に背負っているものは、貴女を納めた黒い棺。俺は思いだす。貴女と…

暑い日々の来る前、雨の降る日だった。 電車の車掌は車内で寝ていたサラリーマンを起こし、疲労困憊のサラリーマンは改札の向こうから鳴るギターに癒やされる。 夢を追う人、それを傍から見…

屋上にラスボスがいるらしい。 あなたは勇者！この旅を終わらせに行こう！！！！ キャッチコピーの『とらと』………キーボードをよく見て

「わたしを魔法使いの弟子にしてください！」 或る日の仕事終わり、珈琲を飲みながら空想に耽っていた僕の前に、突如として彼女は現れた。小学生だろうか。彼女は僕のことを魔法使いだと信じ…

剣と魔法の世界。 魔王を討伐した戦士は故郷へ戻り、民を守って暮らしていた。 だがある冬。豪雪に覆われた村を獣が魔物化する病が襲った。

私が選ばなかった彼は、他の誰かを選んだらしい。 氷菓を齧りながら、煙草臭い電車に揺られて田舎へ帰る。 幼馴染の葬式に行くのである。

男はとある組織に人体改造され、悪の手先となろうとするところをエフ博士に救出され、正義の為に戦うのであった。

これは、当時十八歳ころの私、雪村が生きる意味を失い、この世を去ろうとしていた時、名もなき男性と出会い、私の人生を変えてくれた時の物語である。

勉強も中の下でずっと野球しかやってこなかった田中知次（ともつぐ）は、ある日異世界に転生してしまったが野球で培ってきたものでなんとか生きて行く物語です。

ニートである男は自分の人生を後悔しながら命を落とした。 そして、気がつくと子供の時に戻っていた。 順調に見える人生だが挫折し、何度も後悔し、何度もやり直す。 やり直しているうちに…

　いつも継母と義理の姉にいじめられているシンデレラ。お城で開かれるパーティーにすら連れていってもらえず、落胆していたシンデレラの元に、筋肉使いと名乗るおばあさんが現れました。 　…

一話完結の短編小説になります。 現代、ファンタジー問わず書いてゆきます。 長編とはまた違った世界を楽しんで頂けると幸いです。 のんびり、お読みください。

高校で非常勤カウンセラーとして勤務する南雲良吾には幽霊が視える。 ある時、大学の恩師である教授からあるアパートの部屋に居座る幽霊を立ち退かせてほしいという依頼を受けた良吾が部屋…

希少種族として孤独に生まれ育ったゼナリア。遠い星からたった一人でやってきたジュンイチ。独りぼっちが二人で宇宙に挑みます。 多様な宇宙人が過ごす本格学園SFを、固有名詞を可能な限り…

テーマなし、メッセージ性なし、躊躇なし、現実性極小。 気が向いたらまた更新します。 ※人によっては不快感を催すかもしれません。

これはもう、わたしのものじゃない

ある年の夏、花火大会を楽しんでいた10歳のヒカリ。「母の母」である祖母に、昔の亡き母のことを聞いて…

小さい頃に言われたことが頭から離れない… いつもその言葉を祖母が囁くから… 黄色い救急車がくるよ… 今日もその言葉がこだまする。