「一日 短編」を含む小説

今日はバレンタインデー。少年なら誰もがちょっとは期待して一日中落ち着かない日。主人公佐伯健斗は、十八年間期待して一日を過ごしてきた。が、今まで母親以外からもらったことがない。けど…

少女が連れて来られたマンションの一室。 そこでは一日中、24時間のライブ放送が行われる。

ある日、友人と待ちあわせしていたらドタキャンされた。代わりに宇宙人が現れたが・・・

悩み多き女子高生・野瀬太皷には最近、注目している男子が居る。 陰キャの如く死んだ魚の眼をしながら、ダンベル片手に読書に勤しむストイック男子高校生・陰原鍛治の生き方に心惹かれてい…

「それまでは全然気がつかなかったけど、岸本君の絵を見てから、ここから見える景色ってこんなに綺麗だったんだって思ったよ」 　十四歳のある日、彼女は僕にそう言った。 　その年の夏、…

君に尋ねたいことがある。でも、難しい。 「だから、そういうものはそのまま、心に秘めておくということをいつも選ぶのだった。」 日記体で一日ごとに進んでいく恋愛短編。 一つのエピ…

毎月の第一日曜日に開かれる蚤の市――“カーブーツセール”を練り歩くのが趣味の『私』は毎月必ずマグカップだけを見て歩く老人と知り合う。 彼はある思い出のマグカップを探していると話す…

友人から写真コンテストに誘われた、佐野　響は幼馴染の星奈　夢と一緒に写真を取りに行く。そんな夏の日の話。

血のつながらない魔法使いと弟子の、ある一日のお話。 全4話 ノベリズム、アルファポリスにも掲載

「ねえ、桜花ちゃん。最近、出撃が多くない？」 私はペアを組んでいる天羽ちゃんに愚痴をこぼされる。 「そうだね…霊魔の活動が活発なのかなぁ？」 私はそう返す。私達はこの4月に霊導騎…

どこにでもいる普通の男が家で過ごす話です。

KAC2021参加作品です。お題「21回目」 事件なんて起こらないありふれた日常を描くお話。心休まりたいときにどうぞ。

三月二十一日 今年も 彼の前に 付箋が現れる ※「小説家になろう」にも投稿しました。

朝のラッシュの人混みに流される小さな手を掴んで引いたら、出てきたのは妙に老成した口調の奇妙な少年でした。

※４０００字弱でスキマ時間にスッキリ読める。 【あらすじ】 僕は欲しいものは何でも与えられてきた恵まれた子供だった。 でも、中学にあがる前に買ってもらったスマホが、 ある日、見た…

ピアノ馬鹿のお嬢様の家庭教師は大変だ。すぐにピアノを弾きに行きたがるし、気難しいし――どうしようもなく、可愛らしいから。 身分差に引き裂かれる二人の、最後の穏やかな一日。

KAC2021参加作品、テーマは『おうち時間』です。 幼馴染の清水翔太と森田真優の、お部屋でゆっくり過ごしているある日の話。 前半は翔太視点、後半は真優視点です。

新型ウイルスの蔓延した近未来、休業中の補填として私には政府から1日に1時間を与えられている。 時は金なりと言うが、金は換金出来ず、労働にも換えられない。 1日25時間、せいぜいダ…

おうち時間ワーカー。それは、大規模な疫病発生を見込んで政府が決定した、社会実験の一つ。 このおうち時間ワーカーに選ばれたタカヤスという青年。 文句や愚痴をぶつくさ言いながら、彼は…

テレワークが多くなった耕介は、おうち時間をカレーを作って過ごすことにする。 カレーを作る間に妹や上司や気になる同僚から連絡が入って……。 ただただカレーを作る間に起こる些細な出…