「思い出せない」を含む小説

無駄に短いショートショート集。第三集。全百話。

　霧の彼方に、封じた記憶がある。 　霧の彼方に、閉じ込めてしまった想いがある。 　その日々は、確かにとても大切で、涙が出るほど愛しいけれど。 ――痛いから。 　想い出すことすら、…

それはある夜の話。幸四郎は真夜中に家を抜け出した。自慢の愛車（自転車）で静かな夜を駆け抜ける。それは当てのない旅であり、現実からの逃避行。暗闇の中の自販機と、塀を歩く野良猫。時折…

ある日主人公の夢が、横になっていると綺麗な鈴の音が聞こえてきた。 その鈴の音が段々と近づいてくる。 そしてそっと耳元で囁かれた。 「さようなら」 その後眼を覚ました夢は、いくら…

「あれ？　何も思い出せない……」　篠宮章はある日交通事故に会い、自身に関する記憶を全て失ってしまう。そんな彼には美人の幼馴染が五人もいた。そんな彼女たちは皆個性的であり、彼の彼女…

5000PVありがとうございます。 目を開けるとそこには美少女が居た。 しかも、こっちをじっと見つめている。 最高のシチュエーション。 でも、そう思えたのは一瞬だった。 …

長い年月を外との接触なく過ごしてきた彼はただ1つの気になることがあった。 しかし、それは自らの力では知ることはできない。 それは…… この小説は、 小説家になろう⇒https:…

侯爵令嬢である、ルルティア・リヴィドー（悪役令嬢）は五歳のある日気がついた。 あ、ここって乙女ゲームの世界じゃない？！ ——あかん、このままいたら断罪からの処刑されてまう。思い出…

西堂朱百合は九年振りに故郷へ戻ってきた。 大嫌いな海の見えるこの街に転校して、幼馴染との再会を経て、少しずつ人生をやり直そうとする。 だけど、些細な事でクラスメイトと距離をおいて…

大学に通えなくなり、ひとりで部屋にこもっていた青年ユージ。 先の見えない漠然とした不安の中、ほんの少しの気まぐれをきっかけに、ユージは中学生の自分を追体験する能力を得た。 そして…

頭だけラマのかぶりものをしていたら、なんか異世界に召喚された。 私の顔はラマ。人間たちは戸惑っている。……悪ノリするしかないよね？ (作者がアルパカという名前を思い出せずラマで…

フランスで料理修行をしていたある日、「私」は不慮の事故で命を落とした。 転生した先は、人気乙女ゲーム『スイート・マギア・クロニクル』の世界。 しかし、私が転生したのは破滅必至の悪…

　妹を亡くして妹が死んだ日の一年後に妹の所へ行くと決めていた少年と、虐待に苦しみ自殺を決意した少女の悲しくて切ない物語です。

近未来の日本。子供は親の注ぐ愛情を黙殺し、か細く脆弱になった絆は理由もなく容易に断ち切れた。子供は時代が提供する娯楽と享楽の奔流にのまれ、親との距離は際限なく広がっていった。ハ…

輪廻は繰り返す。 しかしそのメビウスの輪から意図的に外されるものがある。 ｰｰ悪魂 何度生まれ変わろうとも変わることのない悪しき魂は輪廻の管理者によって排除される。 その排除対象…

人間を襲い、3日分の過去を奪う魔獣が現れた。連なる3日間を吸い取られた人間は、過去から今に至るまでの連なりを乱され様々な異変に苦しむ事になる。人型の浮遊物を目撃した日の夜、一周勝…

主人公は記憶をうすぼんやりとしか思い出せない。何もわからないまま、うちから湧き出る本能に従い、戦場を駆け回る。一般人であるはずの彼は、不思議なことに銃を使うことができ、銃声を轟か…

音楽のタイトルや歌詞から想像をふくらませて短い物語を書いています。 ◼️タイトル 一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない ◼️原曲 日向坂46『一番好きだ…

ヒトの闇を取り払うべく、浄化する力を持った少女（もと男）と人間になった神の旅。 闇とは、この世界の悪の糧。世界全体の闇の容量が大きくなれば、いづれ世界は終わるだろう。 浄化する方…