「宮廷」を含む小説

　首都から外れた地方の寂れた屋敷。2人の魔法使いは邂逅し、この人里から離れたこの地で暮らしていくことになる。 　片方は大魔法使い（女）、片方はまともに魔法を使えない見習い魔法使…

スーパーのお惣菜部門で働いていた佐伯美咲は、突如として異世界に召喚される。与えられた職業は、最弱と呼ばれる〈料理人〉。しかし、古い料理本との出会いにより、彼女の料理には特別な効果…

＜あらすじ＞ ・水の都ヴェネツィア。いつもは美しいその街も、今は不穏な空気に飲み込まれている。 古代兵器【シビュラの塔】が発動し、世界の三国を消滅させた。一体塔を発動させたのは誰…

※書籍化決定しました！ いずみノベルズから発売中です！ 是非お手に取って頂ければ幸いです！ 書籍化に伴い三人称視点に変更し大幅加筆修正しておりますので、webで読んだ方も楽しめる…

第2王女である7歳のマリーンはある日、泉でおぼれてしまい、騎士見習いのナインに助けられる。マリーンはナインに恋心を抱くが、発作が出るようになると、静養するためにナインと離れること…

遥か東方の大国、その中心にそびえる宮廷を守護する象徴、「玉龍（ぎょくりゅう）」の彫像。 古よりその輝きは国を包む結界を支え、平穏をもたらしてきた。 だがある日、その玉龍に異変が訪…

「アンジェリカさん、あなたはクビです！」 ここは獣人は魔法を使えないことから、劣等種と呼ばれている世界。 主人公アンジェリカは鍛錬の結果、猫人でありながら強力な魔法を使う賢者で…

とある王国にて開かれた会合にて。宮廷道化師は高らかに自身が仕えている女帝ニヴァリアの事を語る。しかし、真実を知る者達は美化されたその話に怪訝な顔をするが…。

歩笑安、かつては堂々たる王女であった。 しかし、宮廷の政変により流浪の民となり、黒幕を追い求めて各地を彷徨い、ついに章州に辿り着いた。 章州の永寧大道は、十年の歳月を費やして…

王国貴族学園魔術教師ケルトは、頭を抱えていた。彼は、王国宮廷魔術師であり、今は一線を退いてはいるが、そのまま王国管理下の貴族学園臨時教師の仕事を兼任していた。じっと見つめる先は、…

宮廷魔術師のアルテミスは平民の生まれだ。幼い頃から魔力が高く、平民の出から成り上がり、努力を重ねて宮廷魔術師になる事が出来た。 そんな彼女の周りに変化が起きる。異世界で勇者が召喚…

　この世界とは異なるとある世界。その世界きっての大国、『シエラ王国』にある名門聖女学院を卒業したレナ。晴れて聖女となった彼女だが、初級の治癒魔法くらいしか満足に扱えず、周囲から『…

【カクヨムコン10短編部門応募作品】 陶王朝は馥宗の御代。 元宮廷画家の宦官・洛雪は陶に敗れた西方の遊牧民族・イル族の王女であった胡妃の絵姿を描くよう皇帝から命じられる。 言葉…

「期間限定の恋人になってください」 学生中にいきなり声をかけてきた先輩のエルチェに声をかけられ、断るタイミングを失って了承してしまったフランカ。 卒業してからも、あの手この手を…

玻麗国(はれいこく)、王宮外朝。 『学寮』と呼ばれる未来の官吏を養成する国家教育機関には、ある特殊な学び舎が置かれていた。 その名は祓魔寮。己の霊力を以って魔を祓う呪術師と、…

冷徹な美人が、雨豊かな南の地で任務の旅に出る。 そこで出会ったのは、謎めいた男伊達。宦官である自分を隠すつもりなど毛頭ないが、彼はどうしてもそれを信じられない様子。 ツンとした態…

「僕は君を愛することはない」 バートレット伯爵家に嫁いできたカイリーは、初めての夜に夫となった宮廷魔道士クリフからこう言われて絶句した。カイリーはクリフに思われていると感じていた…

「あのさ！――おれの、家族にならない？」 　王国いちの教育機関であるニーア=イスカ修道院附属学園を卒業すれば、騎士や宮廷魔法士、聖職者、学者、議員、裁判官、大臣などの名誉ある職…

玻麗国(はれいこく)、青藍帝(せいらんてい)が御代も終わり。 筆頭書記官として書記部を率いる白旺供(はく・おうきょう)は一人、皇帝との謁見に臨んでいた。 老境にある皇帝は旺供…

　――決闘は淑女の嗜み。 　この時代、貴族同士の争い事は肉体言語で決着をつけるのが習わしであった。 　戦いには強さだけでなく優雅さも求められる。淑女たちは己の肉体を鍛え上げ、その…