「妖怪」を含む小説

盆休み、実家に帰ってきた兄が「くねくねを知っているか？」と尋ねてきた。 これに僕は、「ネット発の怪談で、見たら発狂すると言われている」と答える。 しかし、兄に言わせれば、ネットの…

打算があれば契約に過ぎず 妥協があれば諦めに過ぎぬ 故に、真の愛とは戦う事である。 この物語は重めのポエミーヒロイン、清純派メンヘラ気質お嬢さん、詩織の愛の軌跡である。 …

僕が大学時代にお付き合いしていた千華子さん。 彼女の家とその周りには、人間の理解の範疇を超えたものたちが跳梁跋扈していた。 そんな千華子さんと、千華子さんの家族と、沢山の人や不思…

↓↓こちらの企画への参加作品です。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093081649259885 　（作中で「たたみ小僧」と呼んでいる…

冤罪により務めていた会社をクビになり周りの友人もそばからいなくなった。 孤独に耐えきれなくなり、自殺をしようと人が来ない森に向かったら怪我をしている狐を見つけて死ぬ前に人助けな…

俺、嫌いなんだよね。 鶴の恩返しだとか、狐の嫁入りだとか、人魚姫だとか。 人と人ならざるモノが愛し合ってるのにも関わらず結ばれないで終わる話。 嫌いなんだよ。 化け物に…

食堂では、様々な思いを抱えたお客様がやってきて料理を食べていきます。 戻る者　　 　諦める者 　　探す者 　　　先に進む者........ いろんな人がやってきては、消えて行くそ…

百物語のろうそくを好む妖怪《青螢》、これは彼をめぐる珍妙な話 ◆登場人物 アオイ … 青白い光を放つ怪異。自分自身のことを何も知らない。百物語のろうそくの火が好きで、 　…

人類亡き後のぶんぶく茶釜とポンコツメイドのお話

サラリーマンの坂城悠人はこの日、いつもとは違う景色を眺めていた。 新卒で入社して以来はじめて連休をとって、帰郷するために新幹線に乗っていた。 出社して朝一に「有給休暇をとる」と上…

超能力を持つ猫、死猫（しにねこ）は、その力を使い続けなければ苦しくなってしまう。死猫は、エネルギーの発散のため、人々に幸せと不幸をもたらす。

★一反もめんの最終兵器は？　探偵黒沢登場★

↓↓こちらの企画への参加作品です。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093081649259885 　（作中で「たたみ小僧」と呼んでいる…

「んぁああああっっ！？」 「足を止めたのが」「運の尽き」 「触手プレイの」「時間だぜ！」 　指を触手と化し、女神の女体を絡め取る《オレたち》。 　首、両腕、両脚は言うに及ばず、下…

だから一緒に、美味しくご飯を食べることにしましたとさ こちら、各話で独立した形になります。各話で横のつながりなどはあるかもですが、基本はどこから呼んでも大丈夫な形になるかと思…

第三回「イロカワ文学賞」応募作です。 ＊過食嘔吐描写あり。引きずられてしまいそうな方は避けていただければ幸いです

宝地悠宇、小学6年生。 僕は、幽霊が見えるってだけのただの男の子だ。 運動が苦手で、勉強も苦手。好きなことは、死んだおじいちゃんが残してくれたおもちゃ屋さんにあるおもちゃで遊ぶこ…

　世に妖怪物語の創作物は数あれど、真に学術的な妖怪事象研究については、一般には知られていないことも多い。 　そう、妖怪と妖怪学関係者を結ぶ雑誌『妖怪年報』の読者投稿欄において、読…

中条 雪音(ナカジョウ ユキネ) 24歳。 彼女は幼い頃から、＂変人＂というレッテルを貼られる事が多かった。 彼女には、他の人間には見えないものが見える。一体、アレは何者…

ここは、【南・茶っ手（なんちゃって）】国における主要都市の平安京。陰陽師であるあなたの事務所『平安庵』には、様々な境遇の人や動物、はては妖怪までもが相談事をもってやってきます。あ…