「去年」を含む小説

　去年書いた『和尚さんとクリスマス』 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882117207の続編です。 『和尚さんの春夏秋冬 』 https…

「また、ダメだったか」 僕は不採用通知を投げ捨てた。 三流大学、しかも僕は二浪している。 本命の大学が諦めきれず二浪までしたが、結局ダメで滑り止めの大学に入ったのがいけなか…

桐原夏美は高校三年生。大学受験を控えて猛勉強の毎日を送っていた。 毎年夏頃になると、伯父さんと従兄妹の"お兄ちゃん"が遊びに来る。夏美は毎年それを楽しみにしていたが、去年は"お兄…

川口 奏汰には去年の春からずっと好きだった子がいた。その子とは特別関わりがある訳でもなく、一度だけ隣の席になった事があるくらいだ。そんなある日、『文化祭実行委員』をやることになっ…

　今日は、待ちに待ったお祭りデート。 　主導権争いをし合う俺達は、たとえデートであろうともその手を緩めることはない。何故ならこれが俺達の愛の形であり、俺達だけの楽しみ方なのだから…

　去年に増して暑い日が続く夏。田辺レイジが父親から引き継いだゲームセンター・タナベはいつものように閑古鳥が鳴いていた。個人経営のゲームセンターが軒並み閉店しいていく状況のなかで希…

カクヨム二周年を祝おう！企画参加中。 元は相良壱（現、相良一）様のユーザー企画「カクヨム運営さんありがとう」参加作品です。 宮沢賢治先生（※）、ごめんなさ……い、ガクッ。 ※…

私が生まれた村では毎年、『救世の剣』を地面から引き抜くという風習がある グラン・セイバーとも呼ばれるその剣は、所有者を選ぶために引き抜ける者は極稀だ 最近は世界に様々な異変が起こ…

去年か一昨年の秋頃に書きました。不思議系かもしれません。

故郷の静岡から東京都下の一軒家に引っ越してきた三姉妹、安藤真理、安藤舞、安藤まる。 　去年たった一人の肉親である父親を亡くした三姉妹は、同じ学園の大学、高等部、中等部への進学を控…

　冥界の蛇神ウロボロスの館の庭の東屋で小さな声がする。 「行ッちゃダメネェ……。神様は……神様ハ……ボク達なンカ、救ってくれナイんだヨォ……」 　去年のハロウィンから、ジャックの…

太宰治の「人間失格」を読んで、感想文を書きました。去年の読書感想文は、県図書館協会主催の感想文コンクールに入賞したのですが、担任の先生が紛失してしまったので、今年は提出前に、お父…

祠堂学院二年生の恒例行事、四泊五日の北海道スキー合宿で、ギイとタクミは不思議な青年・タケルに出逢う。彼は去年行方不明になった隣のクラスの柊優志のことを知っているようで...。

橋元 成太 (15) 僕は自分の声が嫌いだ なのに、高校の入学式に担任に 話しかけられてたった一言だけ 言葉を発したそれを彼女は笑ったのだ 僕は自分の声が本当に嫌いだ …

【あらすじ】 　高校三年生の上瀬・愛は、父である登の描いた自分の裸婦像が原因で、いじめに遭っていた。しかし、好奇の視線にさらされながらも愛は学校に通い続ける。それは去年の夏に母が…

今でもブログのweb拍手で見られるかもしれない小説の続編になります(9月7日こちらに移しました)。去年の晩夏のガールズラブ即売会でのコピー本から。学校で生徒会役員やってて下級生に…

選挙のポスターは嫌い。街を醜くしているから。 道路標識も嫌い。街を醜くしているから。 ゴミのポイ捨て禁止の看板が何よりも街を醜くしていると思う。 みんなセンスがないんだな。 あた…

夏の甲子園と春の女子野球甲子園、日本プロ野球と女子プロ野球。 今や女子野球も男子野球人口に匹敵する程になった。 そんな時世の中、開かれた女子野球世界大会で日本の優勝を見て高校進学…

去年の入学式で出会ってからいつも近くにいた存在。 そんな僕たちの関係が少しだけ、変わっていく。 彼女がついた小さな嘘と、僕が口にした小さな真実で。