「ファンタジー戦記」を含む小説

聖暦1555年、大陸の西方に位置する神聖帝国内のとある森には小人が住んでいる、と人々は噂していた。 神話の古より住処としていた地底を追いやられたその小人『ドヴェルグ族』の七人、…

青年は幼い時よりゲーム作りが趣味の母より、あるゲームをさせられていた。 そのゲームは「紫の国」というRPG。 レベルはなく、装備でステータスが上がりスキルで強さがあがる。 青年は…

かつて魔王を倒し、その代償として神力を失った元・女神ミユ。彼女は今は、一人の少女として平穏な日々を過ごそうとしていた。だがそんな彼女の元に、一人の青年が現れる。彼は言った。「貴女…

今年で29になるアラサー手前の冴えない会社員、"坂崎陸汰"パワハラ女上司にいびられるだけの夢も希望の無い日常を送っていたがある日交通事故に遭い異世界へ転移してしまう… ただの人…

飛猷流狼（とばかり　るろう）はある日突然、別の世界に召喚された。 古代より伝わる『王機兵』の運用に携わる者として。 召喚を行ったのは、世界制覇を掲げる帝国の皇子と隣国の王女。 同…

最強の勇者の血を引く子を授かった女大魔王は、それを守るために、勇者と戦う。 そして、彼女は知る。最強の子は勇者の力に負けずに戦い抜き、さらに大魔王の呪いに打ち勝った。その子は、母…

「俺は……人間族と魔人族が手を取り合える世界を作りたい。――だが、今の世界は魔族にとって生きづらい世の中だ。そこでお前の力を貸してもらいたい」 突然現れた男の言葉に、少年は耳を疑…

とある国の第二王子、アルス。彼は「この世界は弱肉強食だ」という信念の元、世界最強を目指していた。しかし、彼が強くなるにつれ、周囲の人間が勝手に戦いを挑んでくるようになってしまい……

この物語は、遠い昔、東方の島国で起きたとある戦争が題材になっています。その時代の東方の資料は非常に貴重で、この作品は物語の形をとっていますが、歴史的資料として充分に価値があります…

世界に数多の奇跡あれど神の痕跡は数少ない。タルタロス大戦で大陸は疲弊し、各地に魔物が溢れ人々はその脅威に怯えながら暮らしていた。 その荒廃した大陸で神の痕跡『聖痕』を追い求めてい…

天より授かりし有限の恵みを、無尽蔵に消費し続けた近代文明。この肥大した幻想は、既に自壊して久しい。 かつての文明が斃れた大地には、今なお人々の営みがあり、彼らは未だ、幻想への回…

　ソル・パインズは暑苦しい男であった。 　例え話ではなく、彼は本当に熱を放っていた。彼が持つ炎魔法の加護は極めて強く、全力を出せば雲を晴らして熱波を呼び寄せてしまうほどの力があ…

神々に牢獄世界へ封印されし罪人たちは食らいあうの日々を過ごしている、だがある日、伝説の中で罪人たちに残されでいるただ一人しか通らないという昇天の門が開いた、燧炎氏の族長は自分のま…

遠き異世界、ミネルヴァ大陸の歴史に忽然と現れた偉大なる術者の一族。 その力は自然の摂理をも凌駕するほどに強力で、世界の安定と均衡を保つため、決して邪心を持つ人間に授けてはならない…

　五十年前、魔物が世界に突如出現した。それから人間と魔物はしばらく互角に戦っていたが、魔物が現れてから十年後、魔王と呼ばれる存在が三体現れ、その均衡は崩れる。 　魔王たちは魔物…

ただ魔王特権を使って一日中引きこもりたいだけなのに。 王国軍が攻め込んできたせいで戦うことになってしまった。 仕方なく部屋を出てみれば、何かがおかしい。 魔王城にいるはずの幹部た…

イスヴェリスト大陸。火山と氷の世界が共存する不思議な地。そこでは氷の神を崇めるケット・シーの国と、炎の神を崇めるサラマンダーの国が、広大な雪原を挟んで争っている。 氷国には高い…

現在執筆しているお話とは別の時代のお話です。 後の世に『雷神』と称される様になる、ある少女の物語。

薄暗い森の中、幼子は目を閉じる。 幼子の右目は血のような赤い瞳をしており、悪魔の落とし子、忌子として村人から忌み嫌われ、虐待されながら生きていた。逃げ出した森の中で短い人生に幕を…