「あやかし（？）」を含む小説

「君は一体、何者なのだろうね？」 「私は私です。それ以上でもそれ以下でもない」 新東宮の即位に沸き立つ中、南雲燕は藤の宮ーーーー蘇芳と花姫行列を見ていた。 そこで自分の名前が南…

これは、忘れられてもずっと人を見守ってきたお人好しのあやかしと死にたがりの少女の、ほんの数刻––逢魔時だけの秘密の交流を描いた物語。

新宿の歓楽街、欲望渦巻く場所に存在するとある興信所の主、道下幽心(みちしたゆうしん)。 彼が普段請け負う依頼は簡単なお買い物から浮気調査、歓楽街にありがちな少し危険なものまで多種…

主人公と彼を取り囲む者達とが織りなすラブコメ風味のホラーファンタジーです。 男児の出生率が低下した現代日本で神道系祓い師 ”鵺弓” を目指す幼気で可愛い少年 水上玄狼 。 そ…

僕とケウケは酒を飲む。 ケウケは妖怪について語る。 そんな僕たちの晩酌の話。

　スマートフォンにメッセージが届いた。相手はめったに連絡してこない姉からで画像もついている。 　珍しいな、なんの写真だろう……？ ┄┄┄┄┄ ※自主企画「怖そうで怖くない少し…

いわくつきの廃校を移築して作られたアトラクション型お化け屋敷『たたりかくれんぼ』。 怪奇調査部の高校生・蓮と彼に振り回される幽霊部員・羽槻は、ひょんなことから元の廃校へトリップ。…

　ちょっと霊感があるだけ。とにかく日々平穏に暮らしたい天使（あまつか）優里、高校1年生。 　通称“死神”と呼ばれる冥界の役人、クロとともに、夏休みの京都を舞台にした、人間界と冥界…

あるとき恵は、「もの」と出会う。

“亡叉町”に住む16歳の少女：悟原思乃はこの街にあるとある奇妙な噂を聞く。その噂は“願いの叶う神社がある”というものだった。 祖母が亡くなり、見つけた遺品の中にあった手紙を信じて…

此処は閒岸。少し不思議な浮世離れした場所。 そこで開かれている祭りにある飴売りが一人。 その飴売りは、迷子の子供に素敵な飴細工をあげているそうな…… これは閒岸に迷いこんだ一人…

小さな町『コレガレ町』で育った高校三年生の佐藤凪と坂稀月、瀬川綴は、今日もいつもと同じように下校していた。しかし突然黒いセダンの車に追われ、稀月は撃たれ、綴も倒れてしまう。残され…

文学賞の没作です（「小説でもどうぞ」―2022年3月）。 書き直してお送りいたします。 主人公が立ち寄ったお店では、「ウソ」が提供されます。 果たしてその「ウソ」とは。 …

「世の中の黒く濁ってることを解決するのが僕の役目ですから…」 助けを求めている人の前に出現するといわれる喫茶店、今日も助けを求める誰かの前に忽然と出現する。

怪異、それは人類の宿敵であり人間の盟友にもなり得る存在。 どう向き合うかはその人次第であり、そこには正否すら揺蕩わない。 東頭因循はただ導くだけだ、新しい明日なんて酷く不透明なも…