「楽だ」を含む小説

ローズマリーは婚姻のため隣国へ嫁いだ。 彼女を迎えたのは仕事ができると有名な伯爵閣下。 「これは楽ができるかしら」などと思ったのもほんの一瞬。彼が持つ領地は貧困に喘ぐ「テコ入れ対…

大学２年生の主人公、深谷綴(ミタニツヅリ)。彼は自殺願望を抱えていた。その日は何をやってもうまくいかない。胸の内にあふれる虚無感に苛まれ、キャンパス内で泣き出した上に嘔吐してしま…

岡山駅前で鬼退治を専門にした御一行様がいた。 桃太郎の子孫は名乗っていないが明らかにそれっぽいいで立ちの連中であった。 夏本番に繰り広げられる祭典で鬼の子々孫々が踊り狂う中、対…

ごみを捨てる話。 ※残酷表現あり注意 ※元々は「note」というサイトで2022年に開催された、「#2000字のホラー」というお題企画に投稿したものです。 カクヨムで「ご当地怪…

「なに、それじゃこのスラムに──」 「"PN回路持ち"がいるとか──」 　主人公のアンドロイドが住む町に、ある日、PN回路の噂が流れだす。搭載する回路によって戦闘能力が変化するこ…

　伯爵家のお嬢様に仕える身であった主人公、騎士見習いの少年リュウは、そのお転婆姫本人の策略で身体を入れ換えられ、持ち逃げされてしまう。 　伯爵家側とも相談した結果、逃げた令嬢を連…

今死ぬのが1番楽だと思った 人並みには苦しかったと思う 他人から見たら私は怠けてると思し、視野が狭くなってるとも思う でも、だからこそ私はこの選択をしたんだ

人には、誰にも言えない秘密がある。 そんな秘密を調べるのが、〖アルカナキューブ〗。 人の心が、徐々に紐解かれていく。

勇者マイトは仲間の協力を得て、なんとか魔王を倒すことができた。しかし、同時に自らの命も失ってしまう。 神によって魂は救済されたが、肉体は穢れ、生き返るのは不可能。 そしてマイトは…

かんかんのうは、長崎に伝わる音楽である清楽の一曲です。意味のない歌だそうですが、それが全国的に流布しているのは珍しいので、小説にしました。胡琴とは、清楽に用いられる小さな二胡に似…

「もう、どうでもええ」 一生の幕を引こうとした平太は、母に捨てられたという了と出あう。育ててくれた祖父母にも、母にも迷惑をかけたくない。 ただ、捨てた理由だけを聞きたい。 二人は…

蝶野心晴は丑の刻参りで父親の呪殺を試みる逆境女子高生である。 ある晩に目撃者をあっさり殺してしまった心晴は気づいた。 こんなに苦労しても死なせたいなら、直に始末した方が楽なんじゃ…

彼女にとって歌とは生きる意味でした。 それを失ってしまった彼女は、生きていることに絶望しました。 もう楽にしてほしいと何度も思いました。しかしそれを伝える声がありませんでした。だ…

同じ塾に通う２人の高校生、三浦春瑠（みうらはる）と神崎柚津（かんざきゆず）は両片想い。高校卒業までの想いだと幸せな百合空間を完成させるため自分の気持ちを伝えようと奮闘する２人。だ…

ケルベロスと呼ばれる門番と、死を望む少女。 冥界へと繋がる門が存在する街で、二人が紡ぐ物語。

主人公の周りに引き起こる奇病。過去との決別をしなきゃ、治らない。でも、それがどれだけ大変なのか知っているの？

　あぁ……もう、こんな時間だ。 　……みんなはもう学校に行ってる時間か。……はぁ。罪悪感が凄い。 　別に、学校のやつらに罪悪感がある訳じゃない。ただ、死んだお父さんとお母さんに申…

心が定型ではないのなら愛も定型ではないわけで、そりゃ、しんどいよね～、実感がある痛覚を拠り所にもしたくなるよね～となったので書きました。なにとぞ

誰かの心の支えとか、そんな大層なものじゃなくても。生きづらい人の共感とか心が少し楽になるような、そういう存在になれたらいいなって思ってるよ。 更新は気まぐれ。 承認欲求の塊だ…