楽歌

日八日夜八夜

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王様が 隠者の洞窟で

首を吊った ぶらんぶらん


王様には 照日のような

美しい息子がいた


彼のどこもかしこも美しいのに

くるぶしから下が 鳥足だった コケコッコ


美しいお妃の髪は

いつの頃からか真っ白け

希望も夢も燃え尽きたように


妃の溜め息で城中の窓は曇る

sigh


ある日

陽気な妖精の姫君が城に現れた


お妃の溜め息でさえも

姫君は音楽にして踊る


タリラリトルルン、

トントンラララ


鳥足の王子と陽気な姫君が

婚礼を挙げる頃には

国中に音楽が溢れていた

タリラリトルン


でも祝いの祝砲が放たれて

国は弾けとんでしまった

パッチン!


鳥足の王子と背に乗った

緑のうす羽の妖精の姫君だけが

遠くの空へ飛んで行ったよ

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楽歌 日八日夜八夜 @_user

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