「夫として」を含む小説

「自分の感受性くらい／自分で守れ／ばかものよ」（『自分の感受性くらい』）「じぶんの耳目／じぶんの二本足のみで立っていて／なに不都合のことやある」（「倚りかからず』）などの詩作でい…

苦労している夫の話です

王太子の婚約者であったリリーナは政争に巻き込まれ、婚約破棄。30歳以上も年の離れた『オーク公爵』と無理やり結婚させられた。 さらには夫の死後、今度は義理の息子により公爵家から追い…

　テンペスト・ウェトウィッシュは侯爵家の末娘。16歳という貴族の中での適齢期を迎えるが、全く結婚する気は起きない。何と言っても彼女は前世の記憶持ち。前世で16歳と言えばまだまだ遊…

★不人気探偵、黒沢、再び★

自主企画「#父親の死体を棄てにいく」に寄せて書きました。 他者への性的欲求がないノンセクシャルの女と、他者への恋愛感情がないアロマンティックの女が、死んだ夫（パパ活相手）の骨をレ…

山城は30はじめの会社員。妻麻知（まち）と結婚をして早数年が経ち、二人の仲は冷めたものである。 しかし、そう思っているのは山城だけであり、麻知は裏で工作しながら、変わらぬ愛を突き…

優しい夫、可愛い娘、そして私の三人家族。幸せだった。 しかし、不倫という名の麻薬に溺れ、私はそんな家族を捨てた。 離婚から一年、今や夏に行った家族旅行の写真だけが私の心の支え。 …

「君を愛することはない」で始まった不遇な結婚――。 国王の命令でクラーヴァル公爵家へと嫁いだ伯爵令嬢ヴィオラ。しかし夫のルシウスに愛されることはなく、毎日つらい仕打ちを受けてい…

　体は女性、心は男性の、性同一性障害である、小説家の夫の明。おおらかで呑気で、愛情深くて、とっても感情的な明は、“一般的な男性”とは真逆。プライドなんて欠片もないし、いつも妻に言…

即位したばかりの若き女王フィルガレーデは、敵国の王子との政略結婚を余儀なくされる。婿のザイワンは一回り以上も歳上で、浅黒い肌に刺青のある、有能だけれど胡散臭い野心家だった。 愛情…

～登場人物紹介～ テイト・フラウ・アレクサンドリア（フラウ）……ララの幼馴染で、夫。使命感から、戦地へ赴くが、戦死してしまう。 クラリス（ララ）……フラウの妻。物語の最初では、…

時代は大正初期。 「来世こそ一緒に生きよう──必ず見つけ出すから待っていて、愛しい人」 心から慕っていたその人は、桜が舞い落ちる日に息を引き取った。 もしこの世に神が居るのなら私…

都内の企業に勤めるごく平凡なＯＬ、藤崎実可子。 学生時代からの恋人である杉下聡史とは最近マンネリ気味だ。 智史との将来を決めかねて惰性で過ごしながら、親友の成瀬沙織とその夫である…

１００年続いた人族と魔族との戦争は、魔族側の勝利で終止符が打たれた。圧倒的な力を持つ魔王の前には、人族の最後の切り札である勇者マルクも敵わなかった。 その勇者も魔王の手によって捕…

2022年2月10日発売です。よろしくお願いします。ちなみに1巻完結ではありません！ストーリーラインはほぼそのままに全面改稿しております。 侯爵令嬢イリス・カレリアは妹に婚約者…

ある日、裸のまま聖女召喚された　優里（ゆうり）。召喚された先は　顔に関して美醜逆転している世界。 「国の男と子供を産んでほしい」優里がこの世界ですることは悠々自適な子作り生活…

大航海時代的な時代に生まれた鍋鍋夫は、寒天を主材料として造船することを思い立った。彼は大艦隊を結成し、ハスコ・タ・トムや、カクハンなどの有名航海選手達よりも先に世界周航を達成する…

英語のことわざに「我が家のクローゼットには骸骨がいる」というのがあります。 誰もがうらやむ素敵な奥さん。じつは夜になると浮気相手の死体に夜毎キスするよう夫から強要されていた。 …