「消えたい 短編」を含む小説

『大人』と『子供』には明確な境界線がある。 『大人』には子供にはない能力がある。例えば、『遠くのもの、暗いところをはっきり視認する』みたいな派手じゃないけど便利な能力が。 その代…

雨がずっと苦手だったの。雨音以外何も聞こえなくて、私以外誰もいないんじゃないか、私だけ消えてしまったのではないか、なんて寂しくなるから。 でもね、今は雨の日が待ち遠しいんだ。

普通のコンビニ店員と、普通ではない1人のお客さんとの、空へと混じって消えゆくような物語。 初投稿です。

目を覚ますと美少女に軟禁されていた。 あたりは真っ暗で、教室の鍵は開かない。 「一時間以内にここを出られなかったら、私がめちゃくちゃにするから」 彼女の聞いたこともない強い口調に…

昔に投稿した短編が、けっこう溜まってきたので見やすくまとめることにしました。すべて10分くらいで読めるのでなんなりとご覧ください。気が向いたら雑な新作も投稿するかも。 あらすじ…

第23回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画参加作品：テーマ「あの時と同じ風」 赤金色にさざ波を描く大地。青紫の空には消えそうに淡い下弦の月。橙の朝陽は静かな海に太陽までの絨…

　帰りの地下鉄内、目を覚ますと扉上の液晶画面に表示されている駅名がおかしい。車内放送もいつもと違って一部が聞き取れない。そう言えば乗客も少ない気がするし、皆どことなく暗い雰囲気が…

カノンはその日、大木と『心中』しようと思った。 ※『木』というお題から書いた話です。

エロ線持ちでお悩みのあなたに、 「貼るだけでエロ線が消えるテープ」 を発売！ ノベプラ虚構新聞コン　応募作

第30回電撃小説大賞用あらすじ 　かつて国家によって人間の記憶への介入が行われた世界。桐谷は母と二人暮らしだが、母は国家におる記憶の改ざんにより重度の障害を負い、発話能力を失い…

人が消えて、船だけが流れ着いた

献花台を訪れた少女。 そこにもう一人の少女。 彼女はクラスのアイドル的存在。 事件になど興味なさそうな彼女は一体ここに何をしに来たのか？

（自主企画『【三題噺の競作】「夕立」「涙」「塔」』参加用に書きました） （カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています）

ある悩みを抱える田舎の少女。 夏の瀬、彼女の前に不思議な転校生が現れる。 水面に揺れる青いスカート。輝く木漏れ日。 セミの鳴き声は、儚い友情をせせら笑う。 消えてしまいそうな思…

《くろといろのめいきゅう》 あらゆる黒を欲した彼女は、あるときふつりと姿を消した。 黒が足りない、と呟いて。 消えた彼女を探して、黒の番人たちを訪ねる誰かの物語。 掌編、また…

皆は雷をどう思っているだろうか？ 怖いと思う者、きれい・かっこいいと思う者、うるさいと思う者もいるだろう。 その写真を撮る写真家も中にはいるかもしれない。 でも、いいものと思っ…

大事な人が急に消えた男の話

　気がつくと俺は、真っ暗な洞窟の中にいた…。 　どこまでも果てしない暗闇が続く、無明の闇の世界だった…。 　辺りを見回すと洞窟の所々には地面から蝋燭が立ち、岩壁には火の灯ったラ…