「児童文学」を含む小説

『ブルームフェザー』。それは小鳥の形をした機械のおもちゃ。 今、この奇妙なペットが子どもたちの間で流行り始めているんだけど…… わたしは、どうしても、この機械の鳥を好きになれな…

「すごーい！　橙君すごーい！！」 「たかーい！　橙君たかーい！！」 「ねえ、橙君。そこからの景色はどう見える？」 「ほら！　橙君。滑って降りてきなさーい！」 　先生がいた。…

主人公・咲は絵をかくのが大好きだった。 とある事情で、東京でともに暮らしていた両親を失い、田舎で駄菓子屋を営む祖母のもとへと引っ越すことになる。 失った記憶、よみがえる夏… 一人…

中学校の合唱コンクールを前に巻き起こる、とある騒動の顛末――

カクヨムの「５分で読書」短編小説コンテスト、「通学路、振り返るとそこにいる（ホラー）」投稿作品です。 いつもと同じ帰り道。だけど今日の僕は絶好調。だって僕は独りじゃない。 だけ…

家出した男の子は、同じく家出した女の子に出会う。

小学二年生の述教が学校で出会ったのは、自分より少し大きい少女の霊でした。 おばあちゃんは言いました 「その少女は『ぼくぼくさん』ですよ」 そして、学校の守り神だから、怒らせなけれ…

学校に馴染めないからこそ、気づいたこと。そんなお話。

新島健斗は丸顔でつぶらな瞳の、子犬みたいな元気はつらつ小学生。最近の悩みは、飼い犬の嘱託警察犬ハナに顔が似てきたと言われること。みんなは冗談のつもりなのかもしれないけれど、健斗に…

ここは、魔法が存在する世界である。私はここに一冊の魔法書を書き遺した。ただし、未完のままになってしまったことが、心残りだ。 この世界で繰り広げられる、「誰か」の目線のストーリー。

中学１年生のアスは、夏休みなのに退屈していた。 勉強ばっかりで、九州のおじいちゃんのところへ遊びにいけない。 どこにもいけなくて、本当につまらない夏休み。 おじいちゃんに書い…

十二支になれなかったイタチと猫の物語。

双葉は元気いっぱいな小学5年生の女の子。夏休みは仲良しのヨッシーとたくさん遊ぶぞ！と思った矢先、休み前最後に帰ってきたテストはなんと29点。泣く泣く塾に通うことになった双葉だが、…

カクヨム甲子園2020ショートストーリ部門応募用作品

※全7話を編集して、全1話にしました。 「角川武蔵野文学賞」に応募する為に書いた短編です。 字数制限の4000字でジュブナイル小説を書くことに挑戦してみました。

あらすじ 　夕食の最中に地震が起き、停電になってしまう。家の中は真っ暗だ。小学生のあかりは、懐中電灯を手に家の中で奮闘するが、停電はいつになっても復旧しない。 　その頃、学校の…

母を亡くした兄妹が、母へ想いをはせながら、古びた伝言板を通して、兄妹の絆を深めていく物語です。

あらすじ ジョン太とサバイバルの島：嵐に巻き込まれたジョン太は人の気配のない島にたどり着き、愛犬パトリシアに見捨てられつつ必死に無人島を生き延びようと一人サバイバルを開始する。…

アリサは小学生の女の子。チハルと一緒に出かけた縁日で、アリサが当てたぬいぐるみのマシェラは、実は言った言葉を実現させる魔法のぬいぐるみだった。それを知らずに、アリサは自分の嫌なこ…

おかしの国に住むクッキーとケーキは、ある日お昼寝の時間に目がさめて、おうちを抜け出して探検に出かけました 森の中の小さな空き地でつむじ風のこどもと出会います