「貴方へ」を含む小説

宿場町へ遊びにきていた狐の獣人娘・ルティリスは、リトと名乗る黒衣の魔族から『特別な鍵』を預けられる。 降って湧いた極秘任務に胸をときめかせる彼女だったが、それはとてつもなく怖ろし…

世界を見返したい人募集します。 自殺サイトに突如現れた書き込み。 世界は希望の、栄光の歌劇団へと溺れていく。

不老不死や不死身と聞いて、貴方は何が思い起こされるだろうか。 老いず死なず永遠を生きることに対して、いささかの恐怖とほんの少しの期待と、結局のところ「御伽噺」でしかないことに残念…

聖女学院。 ここは、世界有数のお嬢様学校である。 勿論、男性の教師なんて一人もいない。 だって、お嬢様学校だから。 僕は、毎日、大学で教員になるために勉強していた。 そして、教…

金欠で困るバンドマン。 ふと目に止まったポスティング広告。 そこには 「貴方の秘密を担保にお金を借りませんか？」 と書かれていた。

どれだけ目で追っていても、貴方が私に気づくことはないのでしょう。ただ見ていればそれだけで……それだけでこの胸は震えるというのに。 私は勝手ながら貴方を思う毎日を、ここに記して参…

これは往生際の私の独白なのですから、もし此れを見付けた貴方がどう思うかは貴方次第なのです。貴方は貴方らしく在れ。

　どうやら彼女が家事をしない言い分を伝えたいらしい。曰く、 「家事全般が貴方（僕）の仕事で、私（君）の仕事は貴方（僕）に甘えること」 　可笑しいな。出逢った当初は真面目で優しい…

私には、名があり貴方にも大切な名があり。でも、もし貴方の名前が違う名前でも貴方は貴方私は私結局生まれた環境も何もかも違っても私と貴方はきっと同じ運命の道を辿りさまよってここにたど…

とある戦争中で起きた悲恋・そして2010年代での物語を書いていきます。 ＋＋＋ あらすじ 1938年。第二次世界大戦が起きた。 第一次世界大戦よりも戦火は広がっていき、やがて…

ある秋のこと。 私は初めて貴方を見た。 とある少女の日常の物語。 ねぇ教えて、あなたは一体どんな人？

人は誰しも夢を見ます。 その中でも一度くらいは、好きな人の夢を見たことがあるでしょう。 これは、「昨晩あなたの夢を見たよ」と言えずじまいだった彼、彼女らの、恋焦がれた人へ、送るこ…

深夜のN分小説執筆にて書かせてもらった１４０字の物語。 毎週土曜日の２２時に課題が示され、そこから制限時間内で物語をつくります。 その課題となるのは三つの単語。一つでも、二つでも…

女神さんが『カタコト英語で相手に意図が伝わったら、ソレが具現化する能力』って異能を授けてくれたんだけど？　これ、使いこなせますか？　貴方ならどうですか？ そんな話。 2029…

　『愛』とか、『恋』とか、『好き』だとか、そんな感覚が理解出来ない中学三年生 田所 峻。そんな彼が初めて好きになった人は、教育実習生でクラスにやって来た望月先生だった。 　田所…

乾いていた風が徐々に暖かくなった春。3人の気持ちは絡まってほどけない。

貴方は、足利茶々丸という歴史上人物をご存知だろうか。継母に虐げられ、父親に裏切られ、謀反人として倒された二代目堀越公方だ。彼を討ち取ったのは、小田原城を本拠地に、民のための政治を…

貴方を探して影踏み。 踏める影などなかった。