「あやかし(？)」を含む小説

実家の借金返済のため、後宮の下女として働いている朱璃（しゅり）。 友人はできないが、昔から視えるあやかしとの交流が毎日の楽しみだった。 そんな時、皇太子と妃の初夜の部屋に貂々（て…

緑を渡った鳥は、赤を渡って帰りくる。古き友の先触れとして。

　貧乏神に取り憑かれた人間の男に取り憑かれた座敷童子の苦労話。 　※こちらの小説はHPや他の投稿サイトでも公開しています。 　◆「辻世怪異譚」シリーズ

このお話は「言霊を紡ぐミーディアム」で描かれた世界の一節です。 https://kakuyomu.jp/works/16816927860141773578 刻は大正。帝都女学…

　あやかしを討伐して暮らす生業をしている少女、静麗は師匠泰然（タイラン）より命令を受ける。 　結界を張っていたはずの後宮で、女官が一人あやかしに殺された。たった一つ侵入する術があ…

時は昭和。湘南は海辺も町も人影まばら、夜道は暗く、路地裏に潜む闇は深かった。人と魔が混然と暮らしたあの時代を背景に、湘南の陰影を奇妙で短い物語に紡ぎました。あなたの知らないあやか…

四時話集(よつのときわしゅう) 妖と人との出会いと別れを書いた短～中編集。すべて単品で読めますが長編小説「宮ノ守奇譚」と関連するお話になっています。 お品書き １、宮ノ守奇…

　下手な関西弁で話す牛のぬいぐるみを腕に抱いた少女。行き場のない彼女が出会ったのは「トラブル解消屋」を営む男だった。 　偶然出会った彼らは、どこへ向かうともしれない日々を共に過ご…

小森あかりはある日、右腕食い魔人に憑かれてしまう。どうして自分が選ばれたのか分からぬまま、彼女は絶望し恐怖していく。

南の森にすむ彼に北の森にすむ友から便りが届く。

始末屋のヒズミとまだ幼いミカヅキ父娘。旅の途中、出逢った自称・退治屋の女、チヨは何かと謎多き人物だった。只人には見えぬ妖(あやかし)を連れ旅をするチヨの負った傷を癒やす為、立ち寄…

「トリあえず」のお題で一席。前回、前々回と同じ、『霊媒師ミユキ』のホラー風ファンタジーです。今回も、相棒のクロウとのコンビで、謎解きに挑戦。すっかり、連作短編になってしまいました。

ある日、私、佐渡アキの前に現れた謎のイケメン。美味しいバイトに誘われて、怪しいと思いながらもホイホイついていったら、いきなりあんなことになって！？

【あらすじ】我々の世界とは別の侍や陰陽師が存在し、怪異が猛威を振るう令和の世界で風馬景信は仮登録と言う形で侍稼業をしていたが、ある日を境に職を失う事になりそうになる。そんな彼の前…

いきなり召喚、そして「助けてください」。 実に良くあるシチュエーション、実にありふれた（身勝手な）お願い。 それってオレに関係ありませんよね？な婿殿と、筋も通さねえ奴の話なんざ…

下校途中の電車の中で誰かの視線がした。 視線の正体は謎の少女、妹のアオイや、友達の理沙さんが見え、遊ばれる始末。 遊んでもらっているのか。まぁ、とにかく私、川村美希は突然なぞの公…

美冬（みふゆ）はある時期を何度も繰り返している。何度も死んでいく姉を、美冬はもう見たくないと思っていた。そして繰り返して何回目かに、お化け屋敷であるモノと出会うのだった。

【第一話：オクリオオカミ】 あほの子後輩・八重子が転んだ拍子に、八重子の脚に動物の噛み跡のような痣が浮かび上がった。嫌な気配を感じた主人公・平桐は、親友の眼鏡委員長・白神に相談し…

　あたしゃ、メリーさん。 　かれこれ五十年か、百年か、こうして誰かの口の端に上り、生き延びて来た怪異さ。 　もうおばあちゃんもおばあちゃん。ひいおばあちゃん、ひいひいおばあちゃん…