「＃鬼」を含む小説

異形の血、鬼上の血に目覚めた綾面　陸は趣味と実益を兼ねた殺しをしていた。　 　ある日、彼の前に見たことの無い敵が出現し、それと時期を同じくして街では死体の内臓と血液をごっそり抜…

遺伝子研究を生業とし普通の家庭を築き、幸せな暮らしを送っていた男、花咲 九山。 ある日、彼が深く長い眠りから目覚めるとそこは、不気味な塔を中心とした未来都市「龍の錫杖」 50年間…

何処にでもいる冴えない45歳 男性。 職業は看護師(ナース)だ。中途で資格を取った苦労人。本人はMっ気がある為自覚していないが。。 趣味は筋トレで筋肉に対して異常なまでの執着を…

僕が少年だった頃、学校の行事で野尻湖に行った。 これは、夜の湖のほとりで、神父が蛍にまつわる話を語って聞かせた時の物語だ。

新米刑事の田中政志は、恐ろしい男の取り調べをすることになった。電車の中で56人をも殺害したという凶悪殺人鬼、佐竹唯識。取り調べの中で、佐竹は妙なことを話し出す。それは、佐竹が夢の…

時は大正時代。 女学生の橘蝶子はある事件をきっかけに、吸血鬼を追うことになる。 三人の個性的な青年たちとの危険な旅、淡い恋、そして謎…。 試練を乗り越え、少女は成長していく。 正…

Twitterのタグ「#もらった単語に関するエピソードを話す」で頂いたお題について、Twitterで呟いた内容をまとめたものです。 各段落が140字以内になっています。 htt…

大正十二年、大日本帝国帝都東京。 春めく陽気に浮足立つこの街の裏、密かに蠢く闇があった。 これより語るは人妖浪漫の大活劇、どうぞ最後までお付き合いを。 オフラインにて別名義で書…

　多くの生きたモノが住む世界を現世と呼ぶ。妖や物の怪が住むのは別の狭間という世界である。 　——しかし、悪しき神の所業により狭間に亀裂が生まれ現世へとそれらは現れる。妖は、物の怪…

十一月。 七日と八日の境目の時。 「怪盗メロディー」と名乗った人物が、佐久間美鈴の所有する『白い園』からとある宝石を盗みだした。 「麒麟の鱗」と呼ばれるその宝石は、乙木野町を守る…

「彼」が目覚めると目の前には少女がいた。狭い部屋のなか、彼はあぐらをかく格好で後ろ手に手錠のようなものにより拘束されている。少女は謎の言語で言った。mazefate cu?と。地…

呪われた島で異形の呪いを討つ、青年と少女の物語。 舞台はかつて罪人が流されたという呪いの島。 そこに住む人々は人の恨みから生じた〝ジュソ〟という 魔物に怯え、暮らしていた。 …

短編です。 以前書いた「先輩と曼殊沙華」の続編のようなものです。 暇をもて余した先輩後輩が喋り倒します。

日本には数多の昔話が存在している。 では、あなたは一体いくつの昔話を知っているか数えて欲しい。 桃太郎、浦島太郎、かぐや姫、一寸法師……メジャーな昔話はすぐに思いつくであろう。 …

　『ひと』という概念が『人間』と『アルファ――ひと型の妖――』に分かたれる世界。アルファに特化した戦闘力を駆使する『夜妖』の隊員である主人公が、アルファと共に繰り広げる物語。 …

短絡思考な短小男の浅知恵によって全てを失った宰相令嬢は密かに復讐の機会を窺う。

　これは都会から来た少年のひと夏の出来事、鬼の少年に出会いその在り方に苦悩を覚える。 「あの恐ろしい顔を見ただろう。鬼と付き合っていたら棍棒で殴り殺されてしまうよ。おじいさんは鬼…

ほぼ全ての人間が超能力、『彩』(サイ)を持つ2069年の日本。首都とされている『王都』に住む少女、六条雪華は実は『彩』を持たぬ『無能力者』だった。しかしある日助けられた男に奇妙な…

お前は何一つ持っていない。 皆お前を哀れんで、恵んでやっているだけだ。 お前は自分の力では何も手に入れることができない。 無能なお前は、誰からも必要とされていない。 ――そう…