「`短編` `ダークファンタジー`」を含む小説

【第30回電撃小説大賞】短編部門・参加作品。 　魔王の父と人間の母との間に生まれたレッドは、混血と呼ばれ蔑まれている。味方だった優しい母が不審な死を遂げた事により自室に引きこもり…

とある国には、1000年も前から人魚が住んでいた。 人魚は不老不死であり、その血肉は不老不死の妙薬とされていた。そのため人魚は人知れず森の奥の湖にひとりで暮らしていた。 10…

女子高生を演じているクラゲの異端、潮。 人の思念がクラゲとして見える彼女は、己を普通の人間ではないと見抜いた後輩の話を聞いた。 後輩いわく、彼の兄の様子がおかしいらしい。 話しを…

霧の奥に建てられた木造の小屋。 そこに住むのは人形師の女と、彼女だけの妖精。 彼女の元に辿り着いた者は人形を与えられる。 美しく、愛らしい人形を。 ――おや、自分が強者だとでも…

人と異形の愛が謳われた世界の話。 愛から生まれた子ども達の、距離感の話。 ――君に触れたりしないよ。壊してしまうもの ＊＊＊ ノベルアップ＋様、小説家になろう様でも同作品を掲…

ごみばこ的something【注. 超ピュア 〜 R15くらい　まで】 目次から、お好きなものをお読みください☺︎ 時々思い立ったように勢いで書いた短編、行き場ないなあ…

　私は少女。名前は知らない。目が覚めたら暗闇の中にいた。ようやく死ぬことが出来たかと思ったけど、やけに喉が渇く。だから血を飲んだ。すると、影の中から家族が現れた。形式だけの偽りの…

月に一度とか、とにかく頻度極小であげていく予定です。 徒然に、詩のようなモノを書きます。 詩っていうのは、筆者がそう言えば、詩というモノだくらいの認識ですので、批判されても困…

「私をわかってくれるのはあの人だけだった」 　狂気的な愛を胸の内に秘める孤独な仙人、析易。どこにもなじめなかった純情な胡琴弾きの少女、ミオ。 　ひょんなことから出会った二人。山…

◆コクーン帝国の殿下、黄金のうさぎガリレオは、墓地に立つ。 それを追って来た、元近衛兵の赤いうさぎ、鳥の羽をもつシェーンは異形だが礼儀正しい。 二つの影が夕暮れに伸びるとき、事件…

勇者。 それは約500年前に実在した、この国──いや、この世界の英雄である。 500年前、勇者として魔王と対峙した俺は、気がついたら何故か500年後の世界へと飛ばされていた。 …

超ロングで白髪(はくはつ)の誑伽は殆ど家から出ない人間だ。いつも家の中で事を完結させていて、口紅もマニキュアも触ったことがない世間知らずでもある。 そんな彼女には、ちょっと変わっ…

また気晴らしに昔の短編を修正して出してみました。 ちょっとしたファンタジーです。

『KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022～』のために書いた短編です。 ＜二刀流＞お題ということで、純粋に戦闘描写主体のダークファンタジーになって…

ごきげんよう。 私は侍従として、世界を統べる存在である我が王に仕えている。 我らに仇なす魔者どもを順調に掃滅し、勝利を重ねていたある日——我が王は驚くべき行動に出た。 我が王は…

トップアイドルの「私」は、ストーカーに化け物をけしかけられていた。芸能界のツテで一流の祈祷師に征伐を依頼するが… この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を…

不調を無視し続けてきた人が異形に姿を変える話。 好奇心から、異形を観察していた女子高生の話。 ――どうしてみんな無視できるんだろう。 ――どうしてみんな、不調に興味を持たないん…

「私ね、数年後に死ぬの。首を刎ねられて、殺されるのよ」 そう予言した令嬢は断罪され、首を刎ねられてしまった。 彼女を救えなかった青年が絶望する中、断罪された首なしの令嬢が王都を復…

口のきけない少女に堕ちていく男の話